「第1集 人新世~地球を飲み込む欲望」

2023年06月12日 13時59分43秒 | つれづれなるままに
昨夜のNHK 「ヒューマンエイジ 人間の時代」1回目 録画をしておいて今朝見ました。
まず「人新世」  NHKは「じんしんせい」と読んでますね。僕は「ひとしんせい」と覚えてるんです。「ひと」の方がこの単語の意味を素直に伝えてると思うのですがどうでしょう。そうなんだけど、この単語の意味するところは昨日の放送で知りました。今までの認識は「人新世の資本論」(斎藤幸平著)で知って、まっ「最近の」とか「現代の」程度に理解してました。

1950年頃を境に地表に蓄積されてる地層に顕著な変化が有るのだそうです。化石燃料を燃やすことで発生する物質だったり、プラスティックだったり、温暖化で海水中に異常発生した植物プランクトンの死骸だったり、さらには放射性物質なんかも増加していて、1950年以前とは明らかに違ってるんだそうです。だから地球の長い長い歴史において1950年頃を一つの区切りと捉えるのがいいと考える学者が多く、ならばで付けられた名称が「人新世」だったんだそうです。じゃ、なぜ「人」なのか。 それは変化を発生させた原因が「人間の営み」そのものだからなんですね。

じゃ、そんな地球規模の変化をもたらした「人の営み」とは具体的に何なのか、その変化はどういう方向に進み、それは将来の人に、地球に何をもたらすかを考えよう というのがこのシリーズの狙いなのでしょう。

それで1回目は「人の欲望」について語ってた。突然ですが、僕はこう考えたんです。
 「これから何回かにわたって人の営みの現実、それがもたらす現象、その現象がもたらす
  地球の将来像を語ってくれるのだろうが、『人間の欲』それが諸悪の根源でないの?」
だから 人間が己の欲望を制御できなければもっと複雑な現象が出てくるだろうし、地球の将来はどんどん暗くなっていく と考えてます。

番組に戻ります。 人間の欲望って他の動物の欲望とは明確に異なることが科学的に照明されてるようです。単純に「生きたい」との欲が生まれると、脳内でドーパミンが分泌され、行動を促すそうです。ここまでは他の動物と同じなんですが、人間はこの一時的欲を満足させ、成功した経験がさらなるドーパミンの分泌を促すらしい。だから「もっと」とか「より・・・」の行動を誘発してしまうように進化してしまったそうです。
これって「欲望の制御」は無理ってこと? いや、「意識的に制御しろ」なんでしょうね。

ここまでにします。 NHKの今回のシリーズは「こういうことをみんなで考えましょうよ」が主旨でしょうから みんなで見て、考えて、明日の地球のために何かしましょうよ。

昨日の1回目はここで視聴できます。 但し来週の日曜までです。
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2 コメント

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見ました。 (でん)
2023-06-13 09:54:03
「人新世」ひとしんせいに賛成。今後楽しみにみます。
今回で印象に残ったのは、「地球は必ず滅亡する」と考えている学者の意見でした。
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ダメ なんでしょうね ()
2023-06-13 14:19:23
でんさん おそくなりました。 本を1冊読み始め、読み上げたもので。
今地球上を騒がせてる数人の極端な為政者に限らず、皆さん結局 「欲」(それはほぼ私欲)で動いてると見てます。最も手本を示さなきゃならん人達からこうなんだから、平民が欲をコントロールするはずがない。
そして 「地球は必ず滅亡する」んでしょうね、この「人新世」を最後に。
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