気付きの科学 新世界版

ここで言う 「気づく」という意味は、空(くう)の状態から、在る状態に引き出す意識的行為・・すなわち創造のことです。

(40)意識が現れ、世界が現れる

2020-10-13 18:52:25 | 意識の科学

本来ならば、誰でも知っている「真実」を説明するのに、

難しい科学的・哲学的な概念や用語は使う必要がない。

 

したがって、以下に述べることは、簡単すぎて何を言っているのか、

何だかよく分からないかもしれないし、

読むほどに現実離れし、妄想じみていると感じるかもしれないが、

真の自己のこと、意識(魂)としての自己に気づいている人はきっと理解可能だろう。

 

意識が現れて・・世界が現れるというのが真実である。

 

人において、言い換えれば・・・、

「一時の肉体・環境は出現・消滅するが、

意識(魂)はそれを超えて・・在り・・続けるということだ。」

魂・意識は・・3次元的時空・物質レベルの次元を超えている・・、

 

意識が・・現れ・・世界が現れる・・。

 

あなたがいるから・・あなたの世界があるという意味であり、

あなたが、あなたの世界の「創造主である」ということである。

宗教的な歪み切った観念が邪魔をするし、

人によっては極めて冒涜的に聞こえようが、

 

あなたが、あなたの世界の「神」だということだ。

 

宇宙一重要なことだと思うのだが、理解可能だろうか?

だから多くの人とは、つまり神々であるということだ。

意識が・・現れるから、世界や宇宙が現れる・・ということは、

そういう意味なのである。

全然誇張はしていない。

何かを得るための押し売りもしていない。

 

---

深く、吟味追求してゆけば、

今までの漠然とした、肉体としての自己認識が崩壊し、

意識としての「真の自己認識」が出現してくる。

 

・・でも、意識が現れてから世界が現れる?って、

日常の生活では誰もそんなことなど考えもしない。

 

殆どが、無意識に、かつ圧倒的に「唯物論的」な先入観で生きているからだ。

物質世界の中に、自分という肉体物質体が生まれ、そして死んでゆく・・だけ。

それが・・・わたし・・だという先入観だ。

 

あなたはこの文字列を読んで、実際どう思っているのだろうか?

 

自分は環境内の肉体か?

環境・肉体に気づいている・・意識か?

あるいは、結局、意識を生み出す肉体なのか?

これら、これらすべてに気付いている・・気づき・意識なのか?

ーーー

 

ところが、20世紀に出てきた量子力学によって、

唯物論的、3次元的世界観の一角がすでに崩壊した。

気付いているだろうか。

古来から続いてきた、覚者・賢者たちの教えや思想が証明されたともいえるし、

すでに3(4)次元的世界観は、すでに崩壊しているということにも気づかなければならない。

気付けば、すでに・・そうなのである。

 

唯物論的世界観、4次元的時空を超える次元が、

順当な数字で言えば「五次元」時空とするならば、

その世界観は「意識」によって出現しているのだ。

 

簡単に言うならば、<意識>が第5次元軸と考えても良いかもしれない。

唯物的時空間(xyz、t)の世界観は、

それを包括する、もともとあったところの、

新たな存在軸、”意識”によって次元が拡大する。

 

いわば次元上昇である。

 

物質が次元上昇?するのではない。肉体が次元上昇するのではない。

また、ただ単に世界の様相が勝手に一変するのではない。

意識とその派生軸である「マインド」こころ・精神の要素が、

明確に世界の中に現れなければならない。

 

したがって唯物論者が次元上昇するのは、ラクダが針の穴を通りより難しい。

 

物質と時間、四次元をも含む、意識的5次元的世界・宇宙観の特色を、

よく言われているように、量子論的にザックリと表現すれば、こういうことになるだろう。

 

素粒子(物質)の元はすべて”波動”であり、

観察によってその”波動”が崩壊して、素粒子として知覚・測定される。

それまでは、ただ波動として存在していると想定される。

 

物質の微小要素である波動・エネルギーは、

人間の(意識的)観察行為によって素粒子の形として出現する。

 

あるいは、

意識的に観察する行為によって、微細な波動が粒子状に形態化する・・ように見える、ともいえるだろう。

極端に言えば、観察(意識)なくして、素粒子(物質)なし・・だ。

意識とその派生である、マインドが、世界の存在軸様式を決めるともいえよう。

 

これは、釈迦の時代から伝承されてきた古の経文の1つ、

観自在菩薩、行深般若波羅密多・・で始まる、262文字の「般若心経」にも集約されていることなのである。

ーーー

無限の空(くう)から発する根源「意識」は、

極微精妙な根源波動であり、

その極微の波動が、次元(波動・振動)を落として、

様々な波動形態を紡ぎだし、創出・投影しているのが

・・・人間、世界、存在宇宙・諸世界である。

 

(宇宙)意識は、ワンネスの空(くう)に出現する、

極微・精細・精妙な根源波動であるならば、

その波動から・・世界・宇宙が現れるのは理解できるだろう。

物理的宇宙・環境がただそれだけで勝手にあるのではない。

 

量子力学の1つの結論として、

世界の一部の物質を細かく解明したら、それが粒子であり同時に波動であった。

摩訶不思議ではあるが、

現象として未分化の波動が、観察(意識的働き)によって素粒子化する・・・

としか考えようがないということだ

 

ーーーーー

ニサルガダッタ・マハラジは言った。

意識が現れて、そして世界が現れるーーと。

また、旧約聖書には、

全てのはじめに、神の言葉があったと書かれている。

言葉とは、想いを乗せた音声・波動の比喩だ。

 

これは、存在とは何かに関する根源的な言葉である。

根源の波動(根源意識)が・・すべての事象(波動の組み合わせ)の元の元にある・・ということだ。

 

 

 

あなたやわたしの・・意識に関しても、

世界があって、意識が現れるのではない。

最初に世界や、宇宙があって、後で意識が現れるのではない。

常識では、

まず世界が先にあって、そのあとで意識が出現すると思っている。

 

でも意識が現れなければ、その知覚対象としての世界が観察できない。

観察できない・・ことは、・・未だ存在しているとは言えない。

 

あなたが今・・生きていること・・今在ることを観れば

・・真面目に自己の在り方に気づけばわかることだ。

でもほとんどの場合、様々な概念や観念、そとの現象ばかりを見ていて、

自己のこと・・意識・・を観ていないということだ。

 

自分・意識を観る?・・なにそれ、意味不明・・。

 

世界・事物がまず、先行して存在していて、

事前に存在しているから、意識がそれを観察できるのではなく・・

意識が観察する行為によって・・事物・世界が現れている。

 

唯物史観的に信じ込んでいることと、

まったく逆だ・・、そっくり返って?ひっくり返っているのだ。

 

ここんところは、微妙に完全に「勘違い」されているところであって、

極めて重要この上もないことなのである。

 

存在(物)とは・・観察して初めて・・

意識されて、初めて、

気付かれて、初めて

そこに知覚されるものである・・ということだ。

 

繰り返すが、・・存在しているから・・知覚できるのではない。

 

例えば、簡単な例として、

宇宙が137億年存在していて、例えば地球上の人間(意識)が出現したとしている。

科学者が言うんだから、それって、絶対に・・常識でしょ・・である。

でも誰が、そうだと言うのだろうか?

人間だ、人間以外にない。

人間の意識的働き、観察、思考、研究、事物の歴史追跡やら色々行った結果

宇宙の歴史は約137億年、地球が46億年前から存在していたと想定されている。

でも誰も見ていない(笑)。あくまでも研究結果の想定である。

こんな風に太陽の周りを地球や惑星が回っている、それがらが続いていて、地球の地質やら何やらの遺物・遺跡が残っていて、炭素測定方法やら含め、様々な事象を総合して計算すればそうなるという、・・あくまでも「科学的な想定」なのである。

でも、それを誰も目撃、知覚・経験したわけではない。

人間の思考や探査、研究による「科学的想定」なのである。

平たく言えば・・意識的な産物ともいえる。

・・・・

これはよく考えれば、当たりまえだろう。

地球や宇宙の年齢も、今、事物観察した結果の・・想定・なのである。

想定は・・人の意識の働きで提示される思考・想念に他ならない。

 

意識する、気づくことの連続が「観察」である。

「観察」は、まず事物対象を「知覚する」ことである。

知覚は、事物を対象として浮かび上がらせることだ。

つまり、

意識による知覚なくして・・事物は”対象”物足りえない。

意識がなければ・・事物すべて・・存在しているとは言えないのである。

 

あるいは、不定、未定、あるかどうか不明な状態・・空(くう)から

在る状態にするのが意識・気づきということだ。

 

また、

宇宙は際限なく変化しながら続いているように観察されているため、

空(くう)なる宇宙は無限であるとも気付けるだろう。

あの宇宙の先の先を・・あなたは見たこともないではないか。

 

人間の意識・・も、本質はそれと変わらぬ「意識」である。

意識が現れて、そして世界が現れる。

世界があって、意識が現れるのではない。

世界や、宇宙があって、後で意識が現れるのではない。

 

そんなわけない!と思うだろうが、

あなたの(個人)意識が出現する前に・・あなたの見る宇宙があったかどうか?わからない。

言えるのは、あなたの意識が現れてから、宇宙があることに気付いたということだ。

それまで・・宇宙があったかどうか・・確定・証明できるものは何もないのだ。

 

いや、いや・・そんな馬鹿なはずがあるわけない!

わたしが生まれる前に・・しっかり地球や宇宙はあった。

あなたはそう言うはずだ。

 

 


最新の画像もっと見る

コメントを投稿