臨死体験には様々な特徴があるが、体験者は肉体の死後に「トンネル」に入ったとか通過したという経験が多い。
もちろんトンネルに入るのは肉体ではなく、意識体というべきものである。知覚する主体としての意識が、トンネルに遭遇し通過することで、いわゆるあちら側へと移行するということだ。
これは3次元世界での、異なった地域と地域の間の「トンネル」と同じような次元間の移動と考えられる。こちらとあちら、次元の違う世界の間を結んでいるトンネル・次元間移行トンネルともいえよう。
「臨死体験 9つの証拠」ブックマン社 16頁より、
「次に気が付くと、波に身を浸してゆらゆら揺れているような感じでトンネルの入り口にいた。トンネルの中は明るく、壁は柔らかく波打ち、前方の明るい一点に向かって狭まりながらどんどん明るさを増していった。」
「私たち(私と霊的ガイド)は猛スピードでトンネルに入った。トンネルの中は、青、黄、白、緑、赤など様々な色で出来ていた。」
このように、トンネル内などの閉鎖空間に入ったり、通り抜けたりしましたか?」という質問に、33.8%が「はい」と答えている。
・・・
何度も繰り返すが、人間は単なる肉体ではなく、大きく言えば
①肉体、②精神、③魂という多次元的複合構造体である。
科学的な言い方で説明すれば、<わたし>の実体・・とは、多重・多次元的に組み合わさっているエネルギー波動である。
肉体・こころ・思考・魂・記憶などもすべて、異なる振動領域に属する波動エネルギー体ということだ。
言わば<わたし>の本質は、多次元的エネルギー波動であるため、我々の身近な環境の物質や、より精妙な思考・想念という高次の波動帯域も含まれる世界を構成する。
この世の世界も、あなたやわたしたち、その他多くの人たちの意識・多次元エネルギー波動で組み合わさって創られている。
つまり目に見える世界・宇宙は・・神が勝手に造っているのではなく、
あなたやわたしたち、それぞれの意識体・魂という名の多次元エネルギー波動体によって共同創造されているということだ。
・・・
言い換えれば、もっとも緻密で、精緻、そして多次元宇宙において、もっとも超・超・高振動なエネルギー振動体が・・わたしたちの本体・魂・意識体であると言って良い。
わたしたちの本質は・・意識・・魂・・存在する最高次元の振動エネルギー体・・である。
・・・
このように、わたしたちの本質である霊体、魂・意識体は、最高次元・神・根源・原初の振動エネルギーから派生しており、従って、わたしたちの魂は、わたしたちの宇宙の根源ということである。
つまり、わたしたち・・無数の魂は、多重的・多次元的存在である。
わたしたちは肉体的波動領域、精神的波動領域、魂的波動領域・・全てで創られているわけである。
従って、我々がこの世界において「死ぬ」・・ということは、肉体・精神・魂:意識体の中の、物質エネルギー波動帯域である「肉体」の部分がなくなる、外れるということであり、
肉体次元(3次元物質領域)に同化していた魂・意識が、この3次元を離れて、本来の高次元領域に戻る・・ことだ。
意識体が肉体から外れ、魂・意識の故郷(出所・ふるさと)の次元にいったん帰還する・・ということ。
この世での生まれ故郷にも、懐かしさや郷愁、親しい親兄弟、昔から知っている多くの人たちがいるように、
魂の故郷・ふるさとは・・この世とは全く次元が違う、時間・空間を超えた存在様式や、懐かしさ・安心感・幸福感、永遠なる実在感、さらには無数の親密なる魂の親兄弟・姉妹、知人・友人などがいるのは至極当然のことなのである。
言い方を変えれば、この世で死ぬという事は、
肉体・精神・魂のうち、肉体が外れてしまうことで、肉体のない精神・魂になってしまう状況であり、
たちまちの肉体自我の外れた、高次のエネルギー・波動状態に戻るということでもある。
魂・意識は、高次のエネルギー・振動領域にいったん帰還するのである。
・・・
当然のことながら、、
このことを知らないまま死んでしまうと、魂に付随する精神によってその状況に面食らい、混乱することにもなる。
臨死体験者が、びっくり仰天した死後の体験を報告するのは、自分が肉体であると思いこんでたからに外ならず、
その経験を経由して大いに魂の成長が促されるのは、自分が肉体レベルを超えた高次元の意識体であることに、否応も無く遭遇するからこそなのだ。
これら前世紀から今世紀での臨死体験者の急増や報告は、この世界が今までとは違う、より高い次元世界へと移行していることの1つの証拠なのである。
そう、今はもうその移行期なのである。
トンネルは場所と場所、時空と時空、次元と次元をつなぐ通路、架け橋、あるいは連結グリッドのようなもの、・・必ずと言って良いほど先に光があるものだ。
・・・
話が変わるが、例えばこの天の川銀河の画像は、膨大な数の星々、つまり多次元宇宙・世界の存在を示している。
例えば地球に似た惑星や、より高次の惑星・恒星などが何億・何兆も存在していることを示しているのだ。
地球のような世界が、この宇宙に何億・何兆もあるという話だが、実に壮大・無限の話ではなかろうか?
ある意味で、このどれかに、あなたの中にある親密な波動領域、より高次の振動エネルギー領域があってもおかしくはない。
そこは多次元宇宙における、あなたの1つの魂の故郷・・なのかもしれない。
本日も拙い記事をご覧いただきまして、誠に有難うございました。