気付きの科学 新世界版

ここで言う 「気づく」という意味は、空(くう)の状態から、在る状態に引き出す意識的行為・・すなわち創造のことです。

(22)「時間」 は幻想である

2020-05-22 05:35:02 | 意識の科学

今・・という言葉で表されること、これは何だろうか。
覚った感じの人は、よく・・今しかない・・と言う。

多分あなたは知っているはずだ。
ここでも何度も記事になっているし、他でも聞いた事があるはずだ。

でも、わかったようでわからない感じだろうか?

今とは何か?

今この時・・というくらいなので、「時間」のことだろうか。
その長い長い時間の中での、無限小の点・・だろうか?

多少とも科学に親しんでいる人は、この世界は時間と空間で成り立つと理解している。



また世界・宇宙という空間における諸現象に関しては、横軸にt(時間)縦軸に x(物理量)のグラフ等を示すことで時間推移や変化の特徴などを示すことが多い。/



3次元空間は直交する・X、Y、Zの立体的、3次元的空間を意味している。
時間軸もXYZと同じく独立した軸で、これらに直交しているが、3次元的には描くことが出来ないため、眼には見えない。ここから、この世界は4次元であるとされている。



ところで、日常生活の中で「時間は」・・どこにあると感じているだろうか?
一般的には、
時間とは・・文字通り・・ ”時と時の間”(あいだ) と書く。

時・・とは、1日の中で、寺の鐘がゴーンと告げる時刻・・。
間・・とは、日の光の・・出入り(門)・・だろうか。

つまり、これは1日の刻み、時刻の事をいっている。

時刻でなく、時間とは何か?となれば、

上の説明のように、3次元空間に直交する時間軸(t)は描けない、
どこにある?どこにも無い・・、描けない。
場所ではないからどこにある?、ここにある!というものではない。

つまり時間は・・様々な現象の変化でしか描けない。
上の図で言うならば、縦軸の物理量(位置X)の”変化”が無ければ・・時間軸(t)は無い。

さらに言うならば、
”時と時の間”(あいだ)一瞬と一瞬の間・・・・いわば・・空(くう)だ。

つまり・・普通の概念として使っている「時間」というものは無いのだ。

人は時間に追われる等と言う。
時は金なりとか言っている。
また、
まだたっぷり時間がある・・とか、もう時間が無い等と言う。

ところが、その時間は実在していない。

現象の変化があるが、
「時間」そのものは、どこにも無いのである。

有る様に見えて・・実は無いことを・・幻想と言っている。
つまり時間は「幻想」なのである。
幻想・・想いの創った・・幻(まぼろし)のことだ。


あなたやわたし達は、幻(まぼろし)の中にいたことに一寸気づけるだろう。
時間は・・存在しない。

これは何かの例えではなく・・事実なのだ。

でも、あなたは現実には「時間」はあるよねー、と思う。

回りの皆が皆、そんな事気付かず・・
実在する(と想う)時間の中で、生活のために必死で動き回っているから、
それを見て、やはり現実は時間があるよね・・と思う。


でも、まず理解べきは、

いわゆる世間・世界で言われる「時間」は・・存在しないのだということだ。

スピリチュアルで美し気なたとえ話・・ではなく、

われわれが縛られ、追われて、金に換算されたりするような時間・・、

そう、「時間」は、はなから・・存在しないのである。


世界・宇宙はよく「時間空間」等と呼ばれているが、
まず時間は存在しないならば、世界・宇宙とはいったい全体なんなのか?

そしてそれは・・実在するのだろうか?

目の前の世界、そして遥かなるあの大宇宙は・・実在なのだろうか?