気付きの科学 新世界版

ここで言う 「気づく」という意味は、空(くう)の状態から、在る状態に引き出す意識的行為・・すなわち創造のことです。

わたしとは何か?の考察 その6

2019-01-12 04:14:35 | 語り部の章
なんでもないものは・・無ではなく、
無限のそのものであり、その無限性なるがゆえに
有限を無数に体験することが可能であるため、
特定の何かに・・なろうとすること・・意識が生じる・・
・・在る・・Being ・・によって”わたし意識”が生じる。
わたし・・意識は、
至高の実在、無限なるそれ、あるいは宇宙意識の証拠(しるし)である。
あなたは、”無限なるそれ”であり、
1つのこの時空世界への生誕という設定を通して個別化し、
この世に出現する過程を経てきたのだ。

しかしながら、
出現したこの世は相当な無知が常識と化しているところであり、
魂・意識がリセットから再び立ち上がってくると同時に、
社会や家族、親の強い想念形に洗脳されてしまうのだ。
なんだか言い方が良くない?けれど、
肉体ではなく、無限なる意識から見るとそういうことなのである。

まず、ほとんどの親たちは、かわいい赤ん坊を見て、
それが愛しく幼気な、肉体生命だと感じるのである。
「あー、わたしのいとし子よ・・」という感情・驚きとともに、
母親は、自分の体を痛めて産んだ子だ・・という強い感情を持つ。

まずその時に、あなたの外側から、つまり親の目線から、
あなたは「肉体からできてた子だ・・」と刻印されるわけだ。

世間一般、まかり間違っても、
おなかから出てきた子供を「魂・意識」とは思うまいし、
当然ながら魂にある、
より大きな生命サイクルの記憶の可能性など眼中にない。

もちろん、そうであるからこそ、
あなたはこの世界の肉体住人としてのスタートを切ったのだ。

そんな風には考えたこともないはずだが、
まず両親の意識・想念によって、次には社会によって、
生まれた子であるあなたに対して、
「あなたが肉体である」として刻印されたのだ。

とはいえ、この世界の血を分けた仲間、
家族ができる親達の嬉しさはいかばかりだろうか。
「ようこそ、この世界へ、来てくれてありがとう」

しかしながら、
あなたもすでに経験しているだろうが、
この世界が並外れて過酷で、複雑な想念形でできた世界だと、
その試練ともいえる世界に放り出されることに気づくのは、
いつも後になってからなのである。

そうではないか?

あなたの人生も、極楽トンボのようなものではなかろうし、
お金はたくさんあるし、家族もみんな幸せだよ・・でもなかろうし、
社会、国家が煽るあるべき人生の先には
決して幸福なんかないとすでに知っているだろう。


毎夜毎朝の繰り返しサイクル、
夜の眠りから朝の目覚めのごとく、この世界では”輪廻”転生と呼ばれる
肉体死から再生誕という大きなサイクルの無意識的な繰り返しが起きているが、
確かに、それがこの世界の特徴であるともいえる。

ある面、一度はまったらなかなか抜け出せない「超やばい!」体験劇場だ(大笑)。
したがって、あなたは、
女々しく、ひ弱で、明日をも知れぬ、はかない身の上?どころか、
魂・意識から見れば、トンデモナク度胸があり、勇気と英知に満ちている
そういう存在であると言わねばならない。


真のわたし・・無限なる意識が、
それ自身が作り上げた1つの肉体の中に、はまるとなるとどうなるだろう?
隠れ家に隠れてしまったらどうなるだろう?
”わたし”自身のことを、”わたし”が忘れてしまったらどうなるだろう?

最低次元の創造物に中に、”至高の存在”が閉じこもったらどうなるだろう。
無限意識そののものが、かろうじて自意識を持ちながら、
そのぎりぎりの形態、肉体に甘んじたらどうなるだろう?

つまり、言い方はいろいろだが、
今のこの世、この世界、この地球上、この次元の
一時の人生を経験している人々、あなたも、
こういう夢の世界に飛び込んできたと思えないか?


我を忘れて、個別の何かになろうとする宇宙劇場、夢、映画・・、
・・、輪廻転生という忘我の繰り返し人生劇場だ。


<わたし>・・在る・・ことに気付いていること。
無限のそれから、すべての顕現形態が生じる。
意識、想念、無数の知覚対象物、あらゆる事象だ。

またその可能性の中には、
それらの事象の中に、自らを投入・同一化、個別化する、
無数の人生・転生経験も起きるのだ。

あなたや私たちが・・今、ここに生きている・・ことだ。

確かに、チコちゃんが言うように、「ぼーっと」生きているとしても、
自己に気づいている意識があることは・・無限者の意識の・・その証である。

しかしながら、ただ茫然とそのままでは、
またまた輪転機の輪の中に、個別化するのではなかろうか?



誰かが起こしてくれる・・のを待つ?・・・
あなたの世界には、あなたしかいないのに、一体誰が起こすのか?

目覚め・・それは常に内面から起きてくるもの。


なんでもないものは・・無ではなく、
無限のそのものであり、その無限性なるがゆえに
有限を無数に体験することが可能であり、
特定の何かに・・なろうとすること・・個別の意識が生じる・・

・・在る・・Being ・・によって
常に・・今・・の”わたし意識”が生じている。