気付きの科学 新世界版

ここで言う 「気づく」という意味は、空(くう)の状態から、在る状態に引き出す意識的行為・・すなわち創造のことです。

次元の話(その2)人=時空観察者

2016-11-03 14:59:57 | 宇宙時代の考え方

例えば、あなたの部屋があり、その中にいろいろな物が存在している。
テーブルあり、TVあり、ペットもいるかもしれない。
町があり、都会があり、車や人間たちが動き回っている。

つまり空間があり、その中に物体が様々あり、動いている。
毎日の経験で、それは当たり前だ・・と思っている。

でもそれは、それを・・観察している者がいるからだ。
観察し・・それを、そうだと知覚し、そう認識している者がいる、
さらに多くの人が、見て、聞いて、味わって、感じているからだ。

そう、あなたが
3次元世界(物理的4次元世界)を「観察」しているからこそなのである。

物質を細かく分割して素粒子まで観察した科学者は、
素粒子の挙動に影響を及ぼす、事象生起に影響を及ぼす仕組み、
「観察者効果」と言われるもの、つまり、現象世界の生成に関与する、
人間の意識というファクターを発見したのも、頷けるではないか。




目の前にある物理的現実・・というのは、現実がデ・デーンとそこにあるのではなく、
その物理的現実というものを、観察し、認識している者がいるからなのである。

つまり、現実とは・・意識的に観察された結果の(1つの)「認識」であるということだ。

したがって、現実とは、どうしようもなくそこにある代物ではなく、
「認識」という意識的な働きによって出来ているということなのだ。

認識とは・・意識で認める・・こと。

意識が元に在る。
物的現実とやらが元に在るのではない。

何事も、どうしようもない物理的現実なのではなく、ひとえに、
それをどのように認識するか・・という事に掛かっている。

目の前にある空間、時間、世界なども事象の1側面であり、
それをどう認識するかに依存しているということだ。

目の前にある空間・時間とは、
あなたとは関係のない、何か、難し気な科学的な問題等ではなく、
つまりその人の日常生活のこと。

3次元世界、物理的4次元世界といっていいこの世界は、
人類の共同創造世界と言われる所以である。

そして創造は・・ドカドカ、ブーンと、ブドーザがやるのではなく(笑)
意識的存在であるところの・・人間の意識・・認識によって青写真が造られ、
なんでも「はい、そのとおり」という、
宇宙全てに充満するエネルギー、人・物・金もそのエネルギーの働きに含まれるが、
そのエネルギーによって形作られ、
それが・・あたかも現実のように「再認識」されるのだ。


そのようにして出来ているこの世界、それを創っている「意識的存在たち」の、
その認識が変われば、世界の在り方も当然変わるのが「当たり前」なのである。

誰しも小学校から幼稚園に行きたいとは思わないように、
より高次と言われる方向への意識的進化によって、
より高度で視野の拡大した世界が現れる、
あるいは、そういう世界に導かれるのが自然の流れなのである。

スピリチュアルでいうアセンションとは、
今がこの世界の・・その時だ・・と言っているのだ。

「おーい!・・え、今かよ?」(笑)

ところで、この3次元(物理的4次元)世界を観察している者は、
例えばあなたもそうだが、
一体何次元の存在なんだろうか?

次元の話(その1)認識としての3次元

2016-11-03 08:36:29 | 宇宙時代の考え方

わたしとは何か?という問いかけの追及の側面には、多次元という存在様式に関するものが出てくるはずである。

スピリチュアルや、昨今は先端科学的な物言いの中にも次元、高次元、多次元というものがあるだろう。

そういう風に、日常にでも、科学的にも、スピリチュアル系にも、次元という言葉が最近よく出てくるようになったのだが、
そもそも、次元とは何だろうかということも、ちょっと検討しておくべきことだと思う。
・・・
ところで、この世界は3次元世界と言われている。

数学で、空間軸の方向がX,Y,Zの3つの方向で定義できて、すべての物体はその3次元立体の距離、長さで表せるということからきている。

例えば、紙のようなペラ1枚の平面状のものは、長さX,Yの2軸で規定できるため、2次元と言われ、また一本線は、長さXのみで長さが測れるため1次元とされている。



ところで、物理学上では、この世界は4次元であり、空間軸(XYZ)と時間軸(t)で合わせて4次元世界ということだ。

つまり宇宙で、3次元物体が運動すること(変化すること)を示している。
変化すること、その変化量のことを時間(t)と言っているのである。

なのでスピリチュアルで言われるこの「3次元世界」とは、物理科学的には「4次元世界」ということになる。

そして、その世界の中にいる人間は、当然ながら4次元(いわゆる3次元)存在とされるだろう。
そう、あなたという人は・・4次元(いわゆる3次元)存在ということになる。

身体という物質形態があり身長や体積体重があり、歩く・走るなどの運動・変化があるからだ。

何もそう難しく考えたこともないかもしれないが、いわれてみれば、たぶんそう思っているはずである。

そうではないか?
・・・
それはその通り。
人間が肉体の有機物質の塊であるとする場合は、
あなたは4次元(3次元+時間)の存在に間違いはなかろう。

おめでとうございます~!。あなたは3次元+時間の存在です。(笑)
大学などでもここまでしか教えることができない。

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まとめると、

目に見える・観測できる物質量(XYZ)と、その動き(時間t)で説明できる存在を、
3次元(時間合わせて4次元)存在とする・・・ということだ。

スピリチュアルの知識がある人は、
なんだい?それで終わりか?・・と思うかもしれない。(笑)
・・・

ところで、誰でもわかる空間体積XYZ以外の、時間t・・そのものは、
それ自体目には見えない。

tさんという実態、物体はどこにもなく、ただ物体の動き・変化率のことだからだ。
物体の動きの変化率を「観測」することで、時間という尺度が便宜上導入できるわけだ。

したがって、「時間」とは・・物体の動きを観測できるがゆえに存在している。

そういうことになる。

では、誰がそれを観測しているのだろうか?


(つづく)