「お前は、聖典の中で、神は人間の魂を三重のからだで包んでおられるということを読んだことがあるだろう---
第一に、他の2つのからだの根源をなす観念体(根源体)、第二に、人間の知能や感情の座である精妙な幽体、そして第三に粗雑な肉体(1)でーーー」
先生は続けられた。「地上の人間は、肉体的感覚器官を備えているが、幽界の人間は、意識と、直覚と、ライフトロンでできた幽体(2)で活動している。
また、観念体のみをまとった人間は、至福に満ちた観念の世界に住んでいる。わたしの仕事は、幽界から観念界に進む準備している人々を対象とするものだ。」
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「幽界には、幽界人の大勢住んでいる幽質の星(3)がたくさんある」先生は話を続けられた。「そこの住人たちは、1つの星から別の星に旅行するのに、幽体の飛行機である光のかたまり(4)を用いる。これは電気や放射エネルギーよりも速いものだ。
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注釈(1) 人の身体は多層構造
人間のボディーは大きく言えば、物質的肉体と、思考・感情の想念体と、根源意識体の3層で構成されている。あるいは肉体・こころ・魂で構成されているなどと言われる。からだ・ボディは単なく肉体でなく多次元構造体ともいえよう。
地球文明では、主に物質肉体だけに重きを置かれ、こころや魂といったレベルに気づいている人は少ないということも言えよう。
注釈(2)幽界での身体
幽界の人間、--幽界といえども、人間には違いないということ。
意識と直覚とライフトロンでできた幽体で活動している・・、とは、
粗雑な肉体五感ではなく、意識や直覚中心、つまり精神性が高く・・身体はライフトロンボディと言っている。
ライフトロン・・ライフは生命であり、トロンはエレクトロン(電子)ニュートロン(中性子)などのような素粒子・素子・エネルギー要素等と解釈できる。
ふわふわした?ものではなく、高次のレベルでの ”実体” として機能する身体。スピリチュアル系でいう意識体、ライトボディも同様の身体表現を言わんとしているだろう。
注釈(3)幽質の星
宇宙における様々な星の中で、「幽質世界」の星ということ。
注釈(2)のような、ライフトロン的なエネルギーでできた世界と解釈できる。
人間の肉体のような、粗雑なエネルギー表現体(物質)でなく、より精妙なエネルギー表現体(幽質)のひとたちの世界ということだ。ただ物質も幽質の周波数の延長にあるだけの話ではある。
幽界というと、なかなか想像できないため勘違いしやすいが、ぼやけたカスミのようなものではなく、様々な観念のしばりや、形や重量での制約がすくなく、逆に高解像、高機能、ハイレゾルーションな世界であるとも言えよう。
注釈(4)幽体の飛行機・・つまり幽体質の乗り物・・飛行体、飛翔体・宇宙船のこと。それが ”光のかたまり” だと表現されている。
ちなみに、いわゆる「UFO」とは、未確認な飛行体であって、その周囲はほとんどが発光しているものである。この世界の普通の航空機の周囲は発光しない。
この世界の住人から見てUFOの存在がはっきりせず、神出鬼没なのは、物質・幽質という「世界の質」あるいはカテゴリーの違いによるものと考えられる。もともと存在の周波数帯域が違っているために、高い周波数帯域からその周波数密度を落とさない限り、そのままでは”同時混在”できないということだ。