リベルテールの社会学

生きている人間の自由とは、私の自由と、あなたの自由のことだ。そして社会科学とは、この人間の自由を実現する道具だ。

古本屋

2008-02-15 22:39:23 | その他
日記ブログ

今日は仕事で府中市近辺に出張、直帰、で、もよりの府中本町駅へいきましたところ、古本チェーンの「いとう」がある。ま、ブック・オフのようなもんですね。
期待しないで入って予想通り出てきて、でも今日は早いから、数年ぶりに某中野島駅の中規模店「いとう」へ行こうかな、なんて、いきまして成果が7冊1150円。
すごい。
というか、情けないというか可哀想というか。俺が買わなきゃこんないい本たちが焼き場行きか、と。
たとえば、「アフガニスタンの農村から」80円、みたいなもんで、みなさん買わないでしょうけどね。すごい売れなそ。
その中で、帰ってからまず手にとった、250円も出した「産業革命と民衆」角山栄他。
読み始めて、よし、これは1000円の価値がある。
と、思って9ページ目、うううううんん、違うような。
いや別に、「働くことが賤しくないという経済倫理がイギリスで18世紀初めに確立した」って書いてあるだけですけどね。
にゃあお。
その手前で、「貴族階級は労働に手を染めないでダンスをして暮らしていたから労働なんて賤しいものだと観念していた」なんて趣旨を書いてあるのに、わずか数ページで何で変わるのか。
まあ、
  その1:ウェーバーがいったから
  その2:ぼくの友達はみんな中産階級だから、貴族にそんな偏見があるなんて知らなかった。(でも自分で書いてるぜ)
イギリスは誰の国か。
貴族の国さ。
働くことは彼らにとっては死んでも賤しいんだ。
そうじゃなくて、ブルジョワジーが「働くことは人間にとって正しいことだ」、と主張しだして、ああ、そうかい、そうだね、下等人類は働くのがよいんだよ、と貴族の配下の宗教家がお墨付きをあげた、というのがほんの数ページで誰だって予想するロジックなんですけどね。・・・かくて英国「の上層民衆に限っては」働くことは神の思し召しというお題目を唱えるようになった・・・とか展開するのがフツウ。

、、、あやや、だんだん評論ブログに変わってゆく。

日記でした。
いいたいことは、古本屋は知識の宝窟だ、ということ。
中古カメラ店みたいです。

     ところで、ここに面白いコメントがついていまして。が、どうみても
     HP勧誘商業コメントと判断されましたので、HPへ飛ばず削除しました。
     違いましたら文句をいってくださいませ。↓
コメント
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