北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

風車と牛舎 ~ 宗谷地域の振興が日本に貢献できること

2021-12-09 23:13:10 | Weblog

 一昨日は枝幸町に泊まれたので、昨日は稚内まで北上するのに朝から少しゆとりのある旅となりました。

 稚内の市内に入り、巨大な風力発電で地域を振興したいと発電事業に取り組んでいる稚内グリーンファクトリーの渡辺社長にお会いしました。

 渡辺社長は「風車も良いけれど、あとで牛舎も見て行ってよ」と、最近始めたという酪農の様子も見て行けとのこと。

 幸い今日はたっぷり時間が取れるので、風車と牛舎をじっくり見せてもらうことにしました。

 で、まずは最近建て終えた10基の風車から。

 こちらは渡辺社長の稚内グリーンファクトリーと(株)ユーラスエナジーが一緒になって作った天北ウィンドファームとして3万KW/hの風車10基による風力発電事業を行っています。

 

 現地の案内をしてくれたのは社員のSさんで、ぬかるんだ道路を4WDの車で登って行き案内された高台からは、遠くに宗谷丘陵の風車が沢山見える中、ひときわ巨大な風車が白く輝いています。

 

「この3万KW/hの風車はタワーの高さが80mでブレードの長さは57m。これを作った時は3万KWが最大でしたが、これから作るのは4万KW級で、この後ろに107本建てるんです」

 宗谷の風は再生エネルギー生産の最大拠点の一つになることでしょう。

 それにしてもスケールがでかい!


     ◆


 続いて見学させてもらったのは、渡辺社長が「ぜひ見て行ってよ」とご自慢の牛舎です。

 こちらは有限会社ビックグリーン増幌という企業として、巨大な三角屋根の建物の中になんと500頭の牛を飼っているのだそう。

 そして建物に入ってまず見せられたのが、最新の全自動搾乳機。

 見ていると人が牛を追いやるようなことはなく、牛が自分で列を作ってどんどん搾乳のブースに入ってゆきます。

「どうして牛が自分で搾乳機に入ってくるんですか?」
「実はあのブースに入ると美味しい濃厚飼料が出てくるようになっていて、それを食べたさにお腹が減った牛が寄ってくるんです。だから24時間次から次へと牛が並んで搾乳気に入ってきます」」

「なるほど、お乳が張ったからとかじゃないんですね」
「それに牛には皆首にタグが付けられていて、全ての行動がこれで管理されています。濃厚飼料は一度食べてから7時間経たないと次の餌が当たらないことになっていて、列に並んでもゲートで列から追い出されるようになっています」

「搾乳の吸引機も自動で乳房につけられるんですか?」
「はい、ちょうど今やりますから見ていてください」

 と、なんとカメラ付きのロボットアームが乳房を見つけてそこに吸引ホースを取り付けています。乳房は4つあるので最大4本の吸引ホースがつけられて牛乳を搾ります。

「この搾乳ロボットが8台導入されているのはほかにもそうそうない規模じゃないでしょうか」

 タグ管理がすごいと思ったのは、そうやって今絞っている牛乳の組成をリアルタイムで監視して、乳量がどれくらいかとか、病気の兆候はないか、などもわかってしまうのだとか。

 お乳から判定して牛の健康状態が悪いと判断されれば、その牛はそこから先も自動で隔離房へと誘導されて、そこで獣医の診断を受けるようになっています。

 次に餌を食べる牛床の方も見学しましたが、こちらでは真ん中に通路があって牛さんたちが向かい合わせに通路側に首を出して餌を食べています。

 この餌も、牛さんたちが食べているうちに柵から遠くに押し出されてゆくのですが、これを掃除機のルンバのようなロボットが柵近くに押し返して歩いています。

 また牛床の床では糞などは自動で掻き寄せられて牛舎の中央に集められ、スラリータンクに貯められます。

 これらはやがて時期が来れば牧草地に還元されてちょうど良い肥料としてリサイクルされるシステムです。

 何もかもが全自動のこの牛舎では、今ベトナムからの研修生など6名で全ての仕事をこなしているのだそう。

「作業員一人当たりの搾乳量では全国一だと思います」

 その一方で、種付けをされた牛は次々に子牛を産むので250頭のキャパの育成棟もしっかり作られています。

 
 もともとグリーンファクトリーでは、他の酪農家が牧草を刈るときの手伝いをするコントラクターという業務や自らの牧草地の牧草を域外に売るという仕事をしていたのですが、渡辺社長は(これだけの牧草量があるのだったら、自分たちで牛を飼えばもっと付加価値を生み出すし雇用創出でも地域に貢献できるのではないか)と考えて牛を飼う事業を始めたのだそう。

 風力発電での社会貢献のみならず、宗谷地域ならではの酪農でも地域振興に貢献したいという渡辺社長の変わらぬ熱さに触れて、こちらの心も熱くなりました。

 北の最果てに展開される日本の最先端の酪農の姿。

 世の中には様々な地域計画や長期計画がありますが、結局その計画を実行するのはパッション(情熱)をもった人の力であることをつくづく思い知りました。

  物事は現場で動いているのです。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

旅の予定変更 ~ それは飛行機に載せられないかもしれない

2021-12-07 21:24:46 | Weblog

 

 車での網走出張の二日目。

 事前の予定では、今日はここから最後に興部まで向かい、そこから名寄経由で南下して一度札幌へ帰り、再び明日からは飛行機で稚内に入りレンタカーで移動する予定でした。

 ところが、「興部まで来たならそのまま稚内に向かっちゃえば良いですね」という同乗の同僚の声に、「その手があったか!」とはたと気がつきました。

 もともとは、網走出張は二人で向かい稚内へは一人で行くつもりだったので、まったく別な出張のつもりでいて、距離感を気にしないでアポを取りまくっていたのですが、考えてみれば随分と北までやってきていたのでした。

 さらに衝撃的な気がかりが一つ発生しました。

 ここ一か月の道内出張では、挨拶とともにこの7月の当社の新製品のサンプルを後輩のいる事務所に紹介して歩いているのですが、「あれ、ところであの製品は飛行機に積み込んで大丈夫なんだっけ?」という疑問が出たのです。

 もしも空港で没収と言うようなことになれば、訪問の意味がなくなります。

 慌てて関係者に問い合わせてみたものの、「うーん、我々も飛行機に持ち込んだことがなくて、持ち込み禁止品になっているかどうかとか大丈夫とかの確信がありません」という頼りない返事。

 こうなると空港でトラブルになるリスクを回避して、このまま北上して宗谷管内まで今の車のまま行動する方が理にかなっているような気がしてきました。

 残念ながら同乗していた同僚は、明日は札幌で仕事があるとのことで名寄駅で下ろしてJRで札幌へ向かってもらい、私はそのまま北上して今夜の宿は枝幸町のホテルに決めました。

 明日はここからさらに稚内目指して北上しながらの挨拶回りです。

 まあ旅はいろいろなハプニングがある方が印象深くて楽しいものですね。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

西の「ひれ酒」、東の「から酒」 ~ 網走のうまいもの

2021-12-06 21:19:19 | Weblog

 今日から明日にかけては北見~網走方面の出張です。

 途中の天気は超快晴で、空の広い北海道らしい風景が広がっていました。

 一仕事を終えて今日は網走市内で一泊。

 コロナも収まりつつあるので、網走市内の居酒屋さん「あみさい」へGO!です。

 こちらの「あみさい」さんは、居酒屋にしてはちょっと洒落た小料理が出されるので、網走に来るたびに訪れるお店なのですが、今日はちょっと面白そうなお酒のポスターが貼ってありました。

 その名も「から酒」。

 フグなどのヒレを干して焼いたものにお酒を注ぐのは「ひれ酒」ですが、こちらで進められたのは「ひれ酒」ならぬ「から酒」。

 「から酒」の「から」はカニの殻のことで、特に「いばらがに」の殻を焼いて香ばしくしたものにお酒を注ぐのが網走の「から酒」ということなのだそう。

 私は飲まなかったのですが、一つ注文した同僚は「カニの味がしますね。これは美味しい!」と大絶賛。

 今網走では「西のひれ酒、東のから酒」として売り出し中とのことで、網走を訪れたらぜひこれが頼める飲食店を探してみてください。


 ところが飲んでいるうちに不思議な事に気がつきました。

「から酒はいばらがにの殻と言っているのに、このお店のメニューの中には『いばらがに』を出すメニューがないですね」
「あれー、本当ですねえ。ちょっとお店の方に訊いてみましょうか」

 そこでなぜいばらがにのメニューがないのかと訊いてみると、答えは何と「はい、殻だけ買ってそれを使っているんです」とのこと。

「殻だけ?身はどうしたんですか?」
「実はこの殻を売っているのは水産加工の会社の方で、いばらがにの身は自分たちで加工して売っているんですが、殻がどうしても出るのでそれに商品価値をつけるためにから酒の原料として、殻だけを売っているんです」

「へえ、ではなぜいばらがに難でしょう?ほかのカニでもいいんじゃないですか」
「ほかのカニの殻でも良いのですが、いばらがには網走特産ということで、他のカニの殻はほかでも楽しめますが、いばらがにの殻が楽しめるのは網走だけ、ということなんです」

 聞けば、網走の文化酒として売り出し中とのことで、地元の特産物を上手に利用した取り組みだと感心しました。

 帰り際にご亭主に「同僚がから酒を大いに気に入ったみたいです。これはいいですね」と言うと、「次回はもう一つの"から酒"をお出ししますよ。お酒の入れ物だけなんですが、"カラの酒"ということで」

「それじゃお金は払えないね(爆)」

 夜の楽しみが少しずつ戻ってきているようです。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

明かりに寄ってきた外国人 ~ 釣りは友達をつくります

2021-12-05 23:00:59 | Weblog

 

 このところほぼ毎週末でかけている余市でのマメイカ釣り。

 今日も今日とて、夕方からの釣りに挑みました。

 15時30分過ぎから始めた防波堤での釣りには周りにあまり人がおらず、すなわちそれは「釣れていない」ということにほかなりません。

 それでも夕闇が迫る中次第に風も収まってきて、釣り条件は良い感じになってきました。
 
 今日は久しぶりにポツポツと釣れて、マメイカが釣れる感触を思い出しながらの釣りがができました。

 周りにはほとんど人がいなくなったのですが、暗くなったらイカ寄せ(というよりはイカのベイト寄せなのですが)のためにMakitaの充電式投光器を使います。

 すると時々見かける外国人の男の人が「コンニチハ」とやってきました。

「こんにちは、ここで釣っているといつもあなたを見かけますね。どちらの国ですか?」
「ワタシハスリランカです。余市ニスンデイマス。奥サンハ日本人デス」

「私は小松と言います。あなたのお名前は?」
「ハイ、Mと申します」


 聞けば、奥さんがJICAでスリランカに赴任した際に知り合って結婚したのだそう。

 コロナでスリランカに戻れずにいますが、本来ならば3月になればスリランカに戻ってクジラの船に乗っているのだそう。

 秋になれば船から降りて日本にやってきて、春になる頃にスリランカでの仕事に従事するという二か国生活。

 ただ奥さんは余市で働いているのと、子供さんが余市の学校へ通っているので、海外単身赴任の身なのだとか。

「天気が許せば毎日来ているんじゃないですか」と水を向けると、「ハイ、マイニチキテイマス。サクネンハマメイカヲ2000匹釣リマシタガ、今年はまだ400匹デス」

 私よりはるかに多くのイカを釣っているではありませんか!

「釣って食べるの?」
「ハイ、皆大好キナノデ、タクサン釣レトイワレマス(笑)」

 私に話しかけてきたのは、私がライトを点けたので隣で釣ってその光のおこぼれに預かっても良いか、という意味の確認でした。

「どうぞどうぞ」

 それからいろんな雑談を日本語でしましたが、日常会話にはまず問題ないくらいのレベルなのに驚きました。
 
 今日の釣果は結局3時間30分で15匹。

 多いと思うか少ないと思うかは個人的感想ですが、釣りをしているものにとっては少しずつ日常を取り戻しつつあるようにも感じます。

 ただ、教わったようなマメイカ釣りの奥義にはまだとても至りません。

 釣りも奥が深いとは思っていましたが、釣りを通じて外国人の知り合いができるとは思いませんでした。

 さて、年内にあと何回行けるかな。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

我慢は敵か ~ 我慢しなくても良い時代の裏側

2021-12-03 23:00:33 | Weblog

 

 今日は会社の忘年会。

 以前から支店長は「まだコロナの不安はあるけれど、できれば今年は忘年会をしたいんですがね」と言っていたのですが、参加者も強制ではなく事前にアンケートを取って「もし忘年会をするとなると参加しますか」と社員の意思を確認し、ほとんどが「参加したい」という意向だったことから挙行を決定。

 昨年は中止でしたが、今年はススキノの一角のホテルを会場に2年ぶりの忘年会となりました。

 コロナ対策はいかばかりか、と思っていたのですが、向かい合って座る2列のテーブルの上には一人ひとりの前と横を仕切る透明のプラスチック板が置かれています。

 ものものしい感じにも慣れてきたとはいえ、お互いに板で遮られて声が通らないのでつい大きめの声を出すことになり、逆効果じゃないかとに心で苦笑いしながらも楽しいひと時を過ごしました。

 ワンフロアの職場で社員の姿は見渡せる職場環境ではありますが、趣味の話から家庭などプライベートな話、そして仕事の奥深い話まで、普段の職場ではしないような話題でお互いの人となりを知ることができました。

 話題は最近の若者の忍耐力についてになりました。

 ある同僚が「最近の若者は昔に比べて忍耐力がなくなった、と言いますが、社会全体も忍耐しなくても良くなったんだと思うんです」と言う。

「どうしてそう思うんです?」と私。
「やはりネットだったりサブスクだったり、社会の進化でしょうね。
 昔なら分からないことは辞書や辞典を調べて答えを見つけ出したのが、今では『Hey,Siri』で答えだけを教えてくれます。
 学校でも『嫌なことがあったら伝えて』とか『最後には学校が嫌なら行かなくてもいい』という風潮になってきました。
 趣味だって、道具の使い方とか動作だとか、わからないことをいろいろな本を見ながら苦労して身に着けてきたんですが、今はyoutubeなどの動画が増えてあまり苦労しなくても情報をたくさんの人たちがこぞって教えてくれます。
 先輩や年寄りの苦労話も、そこからなにか仕事とか人生上のエッセンスが得られるかと思って夜遅くまで飲むのに付き合っていましたが、今ならそんな面倒な時間は過ごさなくても良い雰囲気になりましたよね」

 昔ならば仕方のなかった、「余計な手間」や「余計な時間」をカットできるようになり、ある意味便利だと思っていましたが、それは余計な手間を我慢することなく求めるものにたどり着ける社会になったのだ、という視点は面白い。

 我慢しなくても良いという風潮が、職場でも一人前になるための修行のような時間に嫌気がさして辞めてしまうということにつながるのでしょうか。

 嫌気がさす以上に我慢の美徳や、我慢してこそ得られるものの大きさを誰か示してはくれないものか。


      ◆


 以前現役の官庁職員と話をしていて、「最近は公務員たるわが職場も人気がありません」と嘆いていました。

 その理由を尋ねると、「民間の建設会社さんはリクルートの際に『入社したらこんなこともできるし、こんな仕事に携われる』という魅力的な職場の仕事をプレゼンしていました。それに比べると我々官庁の仕事って、そんなプレゼンができていないと感じました。
 面白いことに出会うまでには長い下積みの期間があるんだ、なんて言っているようでは若者にうけないんだな、と思いました」

 忍耐は美徳ではなく、逃げ出しても良いという忌むべきことなんでしょうか。

 こんなことを言うと、「はい、それ昭和です」と言われそうですが。
 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

運転冬モード ~ 体が冬感覚を思い出すのには時間がかかる

2021-12-02 23:28:25 | Weblog

 

 昨日は朝に札幌を出発して、留萌の北にある羽幌町~士別市を回って旭川市で宿泊。

 途中の高速道路は羽幌町までは暴風雪でしたが、夕方の旭川では雲も晴れてきて意外な感じ。

 最後に立ち寄ったところで「暴風雪を覚悟して走ってきたけど、旭川は晴れてきちゃいましたね」と言うと、「いえいえ、これからいよいよ気温が下がるとともに雪雲が近づいていますから、明日は大変ですよ」と真顔で忠告をされました。

 (そんなものかな)と思っていたところ、朝起きてホテルから見た旭川はすっかり雪景色。

 旭川も10月に一度積雪があったのがもうすっかり溶けていたところでしたが、さすがにいよいよ本格的な冬の訪れです。

 旭川での用を足してから今度は雪の高速道路で留萌へ向かいましたが、今冬初めての雪道運転。

 なんとなく地に足のついてないようなフワフワした運転感でちょっと怖い感じがします。

 会社の車にはACC(オート・クルーズ・コントロール)といって、セットするとそのスピードを自動で維持してくれる機能が付いているのですが、冬道ではこいつの使い方も注意が必要です。

 上り坂のときならば普段通りに使っていても良いのですが、下り坂ではエンジンブレーキがかからないのでスイッチを切ってノーマル運転に戻す方が良いことに気がつきました。

 季節の変わり目は運転感覚も冬モードにしなくてはいけないのですが、体の感覚が切り替わるためにはしばしば時間がかかるものです。

 どなた様も車の運転はご安全に。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

スケジュール管理はスマホ?手帳?それとも二刀流?

2021-12-01 21:20:43 | Weblog

 

 来年の手帳を買いました。

 職場では毎日開くパソコンのoutlookというソフトで日々のスケジュール管理をしていますが、一方で手帳の便利さも捨てがたく、私は両方を併用しています。

 パソコンでのスケジュール管理では、日々の予定のところにメールや関連の書類データなどを直接貼り付けることができますし、スマホとも連動していて手元のスマホでも確認や書き換えができたりと、それなりのメリットがあって確かに便利です。

 しかしその一方で、全体を俯瞰して眺めたり、ちょっとしたメモを取ったりするといった細かい余白を使うことが苦手で、そうした機能を求めるとやはり紙の手帳が便利です。

 私はここ数年というもの、「手帳は高橋」で有名な高橋書店の「NO.411」を愛用して使っています。

 この手帳には、「年間スケジュール」と「月間スケジュール」と「週刊スケジュール」があって、それぞれ年単位、月単位などでのスケジュール管理や出来事の振り返りをするのにとても便利です。

 この手の手帳って、基本的な構成はどこのどんな手帳も似たり寄ったりかとは思いますが、大きさや厚さ、ちょっとした気遣いなどが気に入って私はいつもこのタイプです。

 年間スケジュールのページでは、この年に必ず行う年中行事や、季節ごとのイベントなどを押さえておくことができたり、過去の記録も見ることができます。

 私の場合は釣りの記録は年間スケジュールのところに書き込んで、一年に何度釣りに行ったかとか釣果はどうだったかなどを記録しています。

 月間スケジュールでは仕事のスケジュール管理をすることが多く、週間スケジュールでは予定よりも、出来事や人に会った記録などを後から参考にすることが多いようです。

 来年の年間予定の手帳ながら、今年の12月分のページはあるので、大抵12月中に新しい手帳に交換をして新年の訪れを待つことになります。

 こういう道具は使い込んでゆくことで自分なりの工夫や効率的な使い方がどんどん進化と深化してゆくので、同じものを使い続けることになります。

 皆さんはスマホ・パソコン派?それとも手帳派?それとも二刀流でしょうか?(笑)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする