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北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

釣れたのは、「幸せボケ」の話。プライスレス!

2016-11-26 23:51:27 | Weblog

 

 最近の休日の定番行事のマメイカ釣りへ余市まで行ってきました。

 サバも釣れるかと期待しましたが、今日のポイントにサバはいなくて残念。

 今シーズン六度目のマメイカ釣りですが、これまでの成績は、0,0,2,0,10と、ほぼ惨敗状態(笑)。

 今日のマメイカ釣りも、昼まだ明るいうちは全く反応がなくて、場所を変えたところで時間が16時を過ぎたあたりからようやく釣れ始めました。

 釣果は夫婦で10匹たらずでしたが、まあボウズでないだけまし。現地では思いがけない釣り仲間とも遭遇して、嬉しくなりました。

 これまで釣ったイカが20匹で、買ったつもりになれば貨幣価値はせいぜい千円か二千円くらいかもしれません。

 さらに、それらを得るために釣り道具を買ったり、"エギ"というエビに似せたイカ用の疑似餌への投資額は膨大で、現地までのガソリン代なども考えると、いわゆる「費用対効果」は全く釣り合っていません。

 確かに得たものが12匹のイカ【だけ】ならそうかもしれません。しかし、実際に私が得たものは、ひたすら釣竿を振ることに没頭してストレスから解放される時間、釣りを教えてくれる仲間たちとの会話、下手を笑われながらもこの時間を過ごすことで少しずつ上手くなっている実感、そして釣りに行く間の夫婦でのドライブ時間と思い出。
 これらは値段のつけようのないプライスレスな価値を持っています。

 振り返ると、思い出を作ろうなんて思っても、それが心に残る思い出になるかどうかなんて分からないもの。事前のプラン通りになんて行かないことの方が多いかも。

 しかしいろいろな挑戦やアクションを起こしていると、案外様々なハプニングに出会って、それが思いもよらない思い出としていつまでも記憶されることがあります。 


          ◆ 


 今日は釣りに行く車の中で、妻と「歳を取ったらどうなるか」という話になりました。

 認知症でボケちゃったらどうなるだろう、という話で、知人の話題になりました。

「その人のお母さんが、軽い認知症になっちゃったんだけど、楽しかったことだけを思い出す"幸せボケ"なんだって」と妻が言います。

「それは幸せなことだなあ。よく普段は大人しいのにお酒が入ると愚痴ばかり言ったりして、実は根はネガティブだったなんて人もいるしなあ。いくら共通の思い出を作っても、楽しくて幸せだったことを忘れちゃって、『あのときあれをしてくれなかった』とか、恨みつらみだけが残るんじゃあ悲しいもんね。」
「本当だね。よし、ボケるにしても幸せなことだけ思い出す『幸せボケ』でいこう!」

 釣りに行って釣れた今日の釣果はこういう会話。

 うーん、プライスレス!

 

コメント
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