アメリカ大統領選挙、トランプ候補が勝ちましたね~。
友人と事前に「ヒラリーとトランプのどちらが勝つか」でビール一杯を賭けていて、私はヒラリーさん勝利に賭けたのですが、友人は「トランプ!」。
午前の開票時からトランプさんの選挙人獲得数がヒラリーさんよりも多くて、「どこかで逆転するのだろうか」と思っていましたが、とうとうトランプさんがそのまま逃げ切り。今度会った時にビール一杯を奢ることになりました。
思えば事前の下馬評では、なんだかんだ言っても民主党のヒラリーさんが逃げ切るだろうという予想が多かったわけで、調査の段階での発言に隠された「隠れトランプ」の思いや声、そこに至った不平や不満の実態などが全くわかりませんでした。
思えば、最前線に立つ政治家としてもう何年もの間、大衆の目にさらされていたことで良くも悪くも評価が固まっていたヒラリーさんに対して、全くその正体がわからないまま可能性を感じさせたトランプさんの戦いでした。
イギリスのEU脱退の際の国民投票にも見えましたが、代わり映えのしないなんとなく予想できてしまうつまらない未来よりも、どうなってもいいから一抹の明るさを感じさせる方に賭けたくなる心理がわからなくもありません。
「飽きられる」ということの恐ろしさを痛感しました。
深く静かにたまっていった不満を解消するのも政治の力です。ただ我慢を強いるだけでは共感は得られなかったという事。
我が国も貿易の問題や安全保障など不安がいっぱい。現実的で適切なかじ取りが必要になりそうです。
いずれにしても、「起こる可能性が起こることは何でも起こりうる」ということを感じた一日でした。
さて、明日からは要望活動のための東京出張です。娘にも会えそうです。