平成18年に60歳を迎える。六十と縦に書くと傘に鍋蓋(亠)を載せた形である。で、「かさぶた(六十)日録」
かさぶた日録
2012年も残すところ一日となった
2012年も残すところ一日となった。今日は朝から雨で、狭い家に大人7人と子供3人、それに犬一匹がひしめいている。喧騒を極めた我が家も12時を回る時間になると、皆んな寝静まって、聞こえるのは、古くなったパソコンのファンの音と、ファンヒーターの音だけである。
この騒動の中で、もっとも被害を受けているのはムサシであろう。このところ、ムサシはダイニングキッチンに寝所を作ってもらい休んでいた。しかし、孫たちがうろうろするから、昨日、裏の土間に寝所を移されて、しばらく抗議の吠える声が聞こえていたが、やがてあきらめたのか、静かになった。今日はあいにく一日雨だったから、雨の朝夕二度の散歩を除いて、一日、寝所の土間から出すことも出来ず、静かにしていた。女房はこのままではムサシがストレスでどうかなってしまうと心配するが、まあ、それほどやわでもないだろう。
孫3人は一日大騒ぎで、しばらく静かに遊んでいると思ったら、たちまちあっちが泣いたり、こっちが泣いたり、昼寝もしないで騒いでいたから、夕食を待てずに眠くなる。大急ぎでパパが風呂に入れようとするが、一番下のあっくんは眠くてたまらないから、どんなに色々気を引くことを大人が言っても、いやなものはいやで泣き止まない。いや、いや、と一つずつ拒否するのであったが、そのうち、「ぜんぶ、いやー」とまとめて拒否。大泣きしながらお風呂へ拉致された。お風呂でも騒いでいたが、出てくると目が覚めたのか、泣き止んでけろっとしていた。しかし、夕食もそこそこに寝てしまった。
掛川のまーくんパパの在所のおばあさんから、野菜が一山届いた。白菜、大根、ネギ、ブロコリー、里芋等々である。たいへんに有り難い。島田のかなくんパパの在所からも、野菜やお惣菜がどっさり届いた。いずれも子供や孫が面倒をかけるからという気持なのだろう。大人数でもとても子供たちのいる間に食べきれないかと思うが、食材を無駄にしないように、あり難く食べさせていただく。
いつもは故郷の次兄から、杵と臼で本格的に搗いたお餅を送ってくるのだが、今年は喪中のこともあり、搗かないという。だんだん高齢にもなるので、来年以降も無理かもしれない。今年は、女房の友達に頼んで搗いてもらった。そのお餅が今日届いた。冷えるのを待って、明日には庖丁で切り分けねばならない。表向きには喪中で、賀状、注連飾り、年始回り、初詣などやらないけれども、皆んなでお雑煮を食べることぐらいはすることになるだろう。
明日は大晦日である。バタバタと今年も終わりを迎える。「冥土の旅の一里塚」とはよくぞ言ったものである。一里塚を確実に刻んでいるが、目的地に何時着くのか、誰にも判らないのが良い。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )