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89泉龍寺、90宗清寺 - 駿河百地蔵巡り 13回目

(投票証明書)

衆院選挙が本日あった。10時前に投票へ行く。「投票証明書」なるものが要求すればいただけると新聞で知って、投票を終わった出口にいた役場の職員に頼んでみた。頂いたのが写真のものである。野守の池の冬季イルミネーションの写真が付いている。こういうものが出ているとは、今まで知らなかった。多分、法令に基いたものなのだろうが、現場ではあまり出す気は少ないようで、言われて証明書を取りに行った。パソコンで簡単に印刷できる程度のものであった。ところで、この用紙は何に使うのだろうか。その後で寄った散髪屋の親爺は、この証明書を持って行くと、まけてくれる店があるらしいという。いい加減なことを言う親爺だと思った。

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(昨日の続き-なお、写真がトラブルで消えた)
第八十九番泉龍寺は旧蒲原町役場の北側にある。途中で立ち話しているおばさんに聞くと、来過ぎたから戻れと教えてくれる。随分自信があるように話すので、少し戻ってみたが、通って来た道を戻るわけで、信用できなくて、出会ったおばあさんに再び聞くと、反対にもっと先だと教えてくれた。再度戻って少し進んで、今度はおじいさんに聞いてみた。さらに300メートルほど先にある、旧蒲原町役場の裏の泉龍寺をしっかりと教えてくれた。あのおばさんはどこと間違えたのだろう。

泉龍寺には境内左手にかつて地蔵堂であった建物があった。八十九番の御詠歌が掲げられてある。しかし、中を覗くと明らかに物置と化していて、どこにも地蔵尊が祀られている様子が無かった。本堂に移されているのかもしれないが、追求せずに次へ進んだ。

次の第九十番宗清寺に向かう。蒲原から富士川へ向かう旧東海道は崖下を行く道と山越えの道がある。山越えの道を取ってしまったが、宗清寺は崖下の道の旧東海道沿いあったようで、少し回り道になってしまったようだ。

宗清寺には石造りの笠被り地蔵という有名なお地蔵さんがある。案内板によると、頭上に大きな笠を頂き、手は法界定印を結び宝珠を持ち、結跏趺坐している。像高1.55メートル、笠直径1メートル。笠を除き一石に彫られている。寛政九年(1797)、中之郷村名主田中傳四郎が夭折した愛児の追善供養のために、由比川上流産の石材で、信州の石工又兵衛、金左衛門に製作させ寄進したものである。山門右側に安置され、前面を通る東海道に向いていたので、旅人達の評判となり、笠被り地蔵尊の名声は高かった。昭和54年、現位置へ覆堂を建てて保護した。

境内左手に柱を真紅に彩色したお堂が建っていた。「駿河一国百地蔵尊第九十番」の板もしっかりと掲げられていた。提灯には「延命福地蔵菩薩」とあり、地元では福地蔵と呼ばれ、延命地蔵として信仰を集めている。
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