みなさん、明けましておめでとうございます。
今年も言いたい放題の予定ですが、どうぞよろしくお願いいたします(笑)。
日本列島は昨年末からたびたび大雪に見舞われていますね。コロナも第三波ですが、天候も三度目の大寒波が襲来し、雪国では積雪量が増えそうで心配です。
一方太平洋側は連日良い天気で、正月らしい天気に恵まれました。私は今年が6回目の年男なので、気分も新に新年を迎えたいのですが、刻一刻と迫りつつあるコロナ感染による非常事態のせいか、気分は晴ればれとはいかない新年を迎えました。
年末から毎日主夫をしていたのですが、おせち料理だけは家内の友人のプロの料理人の方におねがいし、懐石お重を楽しみました。かなり本格的料理ですが、デパートや料亭並み以上の内容でとても美味しいにもかかわらず、値段は半額くらいとリーゾナブル。彼女は店を持たずにケイタリングや料理中心のパーティーを主催したりしていて、大変な人気者。来年も彼女に頼もうと話しています。
年末年始も話題はコロナ一色でしたね。その中で国や地方自治体は万全な対処策を準備しているかといえば、全くそうとは思えない状態です。相変わらず国と知事が責任を押し付け合ったために、感染爆発に先手を打てないでお互いににらめっこを続け、やっと緊急事態宣言発出となりました。
私は第2波の始まりを感じた7月24日に「コロナ感染抑制と経済の両立は無理」というタイトルで、「小池都知事はいったい何をためらっているのか」という内容の記事を投稿しました。その後第一波を大きく上回る感染が拡がりました。そして第3波の兆しが出てきた11月19日には、その7月の記事をふたたび引用しながら強い調子で、
「STOP THE “GO TO” CAMPAIGN, NOW!」
という記事を投稿しました。そして今回の第三波です。
もういい加減に同じことを言わせないでくれよ、というのが私の本音です。政府の政策は明らかに失敗しているのに、コロナ戦争の敗戦を認めません。失敗を続ける政府への国民の批判は、菅内閣の支持率急低下にしっかりと表れています。
一方、私に言わせていただければ、地方自治体の長たちももちろん同罪です。自分の責任を回避するために、政府に宣言させようとばかりして、タイミングを失っています。緊急事態宣言の法的ルールはもちろん政府が発するものであることを理解はしています。しかし昨年2月北海道がやったように、政府がしないなら独自の宣言もやればできるし、実効性もあるはず。東京、神奈川、千葉、埼玉の知事たちにはその根性がない。そのため遅きに失してしまいました。その上、今回の措置も妥協の産物になり、実効性は疑わしいものです。
何度も言いますが、「コロナ感染抑制と経済の両立は無理」です。
欧米でも絞めたり緩めたりの繰り返しはすべて失敗しています。それに対して一度ほぼ完全に封じ込めた国は経済復興につなげ成功しているのです。中国、台湾しかりニュージーランドしかり。これほど明らかな世界の実例を無視してもコロナには勝てないし、繰り返しはより危険なのです。その理由を説明します。
緊急事態宣言を繰り返す一番の問題点は、オオカミ少年と同じになるということです。多くの国民は「またか」という気持ちが強くなり、慣れにより真剣さが薄れてしまいます。そのため効果は大きく減じます。これこそ日本政府のやり方の最も大きな欠陥です。
すでに感染防止に努めている人々にとっては、「そんなこといまさら言われなくても普段からやっているよ」。あまり気にしない人は、「またか、勝手にしろ」というところでしょう。同じことを繰り返すたびに、「慣れ」というオオカミ少年症状が日本中に蔓延してしまう。
一方宣言のたびに大きな影響を受ける飲食店・旅行関連の人々は、「同情するならカネをくれ」もさることながら、「多少長くなってもいいからこれっきりにしてくれ」が本音でしょう。
我々も繰り返しはもううんざりだし、真剣みは薄れるばかりなのです。