やりましたね、アイルランド戦の勝利。見ていてついつい体に力が入ってしまいました。この勝利を是非決勝トーナメント進出につなげてほしい。そして、トーナメントに入っても1回でも多く試合が見たいです。
ブレイブ・ブロッサムのニックネームはいまいち浸透していませんが、このチームがいったいどこまで勝ち進むかを予想した中で、たった一人「優勝しますよ」とまじめに言っていたラグビー関係者がいました。他でもない前回Wカップの立役者である五郎丸歩氏です。彼はTVインタビューに答えて真顔でこの予想を立てたのですが、さらに「冗談だと思っているでしょ。冗談じゃありませんよ。ほんとに優勝しますよ」と言い切っていました。その時は私も日本チームを鼓舞するための言葉だと思っていたのですが、今回の勝利で可能性なきにしもあらずだと思えるようになりました。ガンバレニッポン!
さて今回の本題、消費増税対策です。ちょっと話はそれるようですが、こういう時の私の対処法はいつも、
「人の行く裏に道あり、花の山」です。
これは株式投資の最も大切な格言です。私のようなアマノジャクは日常でもこの教訓を活かすことが結構あります。09年から11年にかけて地デジ導入の時のエコポイント騒動がそのよい例でした。
導入前に家電量販店などが地デジ対応の大型テレビの販売促進のため20%-30%の大幅ディスカウントセールをして、それにエコポイントが10%付与されました。私の友人がそれを利用して「3割引きの20万円ちょっとで大型テレビを買ったら、エコポイントだけで掃除機をもらえたよ、すごく得した。お宅もそうしたらと」言ってきました。それに対してアマノジャクの私が返した言葉は「メーカーが大増産したんだから、ポイント還元が終ったら大バーゲンになるんじゃない。それまで待つよ。幸いうちのマンションは全戸ケーブルテレビなので、地デジに切り替わっても古いテレビで映るから」と我慢。そしていよいよ地デジに切り替わった時を見計らって量販店に行くと、友人の買ったものと同じテレビが大安売りでなんと7万9,800円なり!
まさに「人の行く裏に道あり、花の山」でした。
今回の2%増税前の駆け込み需要は、そこまで大きなものではないし、還元率もわずかです。それでも近所の家電量販店を覗くと駆け込み需要のため週末は混雑し、スーパーでも買いだめに走っている人々を多く見かけます。大型のカートを夫婦で2台押しながら、缶詰やトイレットペーパー、洗剤などを買いだめしています。報道でも多くの店舗で家具や衣料品などが売れている様子が映し出されています。それにも増して通販サイトのTVでのあおり宣伝はすさまじいものがありますね。
私はもちろんストックを大量に持つのが邪魔なので何も買いだめはしないし、高額商品は必ず反動の大バーゲンのほうがはるかに安くなると見ていますので「これを機会に無理に買い替え」などしません。「2%を得ようと焦ると、2割引きのチャンスを逃す」ことになるかもしれません。この戦略、果たして奏功するでしょうか。
今回はさらに、軽減税率とキャッシュレス化の普及を目指したポイント還元が混乱に拍車をかけていますね。この騒動、政府が自ら作り出した自作自演の混乱です。税率変更だけでも中小小売店では大きな負担になるのに、無理やりキャッシュレス化と同時進行させるから余計に混乱しています。お気の毒と言うよりほかありません。
キャッシュレス化への対応は例えば半年くらい前に終了させておけばいいのに。早めに対応を終了したら設備とかを無料にするインセンティブを与えることで、少なくとも同時進行の混乱は避けようがあるのでは、と思われます。
ところで、みなさんはポイント還元は何で受けますか。私は今日常的に使っているクレジットカードとPASMOにしようと思っています。クレジットカードは元いたJALへの恩返しと、大きなメリットのあるグローバルクラブメンバーのステータス維持のためJALカードを長年使用しています。おかげで海外を含め旅行の半分はマイルによるタダ券を使っています。今年も6月に夫婦で行った北海道、10月に予定している宮崎のフェニックスでのゴルフと、2回ともマイルを使った旅行です。マイルを得るために、日常の支払いのほとんどはカードで、現金はほとんど使いません。
そしてもう一つはPASMOです。東急沿線に住むため、PASMOが便利です。最近はクレジットカードを使用できない場合でも、PASMOが使用できるケースがとても多くなっています。電車やコンビニはもちろんですが、高速道路のサービスエリア、最近はスキー場の山の上にある食堂までPASMOが使えます。小銭を持つ煩わしさから解放されるだけで大きなメリットです。そこで今回のポイント還元もこの二つのカードでいくことにしました。PASUMOのポイント還元の登録はすでに済ませました。これは「人の行く道を行く」ですね。
私のもう一つの注目点はうちのそばの世田谷区用賀に2軒もあるスーパー、OKストアの対応です。OKストアーは大手ではなく、大田区や世田谷区が地盤の地方スーパーです。そのモットーは、Everyday Low Price。これって世界最大のチェーンストアであるウォールマートのモットーをパクッているように思えます。
そのためOKはバーゲンセールを一切しませんが、価格は常に他のストアより圧倒的に安いので、バーゲンは必要なし。できるだけここで買うようにしています。テレビによく出てくるスーパーの「あきだい」はそばにありませんが、価格は近いものがあります。例えばいわゆるナショナルブランドの食品・飲料などは、どこのスーパーよりも2-3割安。そしてさらに200円払っていったんオーケークラブの会員になると、年会費無料で食品全部がそこからさらに3%引きになります。3%引きは、89年の最初の消費税導入時に消費者のために還元し、それが現在も継続しているのだそうです。
このオーケーストアが今回どんな策を打ち出すか楽しみです。店内には昨日の時点でも何もお知らせがないので、そのまま3%の増税かもしれません。それでも私はオーケーストアを愛し続けます(笑)。