河童メソッド。極度の美化は滅亡をまねく。心にばい菌を。

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OCNから2014/12引越。タイトルや本文が途中で切れているものがあります。

チェコ国立ブルノ 1990-28

2007-06-01 20:26:00 | 音楽

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あれだけ濃かった1990年も、このコンサートであっけなく終わった。

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勧角証券クラシック・コンサート

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1990129()200pm

サントリーホール

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スメタナ/モルダウ

メンデルスゾーン/ヴァイオリン協奏曲

ドヴォルザーク/交響曲第9番新世界より

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ヴァイオリン、ヴァツラフ・フデチェック

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ペトゥル・ブロンスキー指揮

チェコ国立ブルノ・フィル

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このようなオケまできたバブル時代。

このコンサートのS席は一万円だ。どんなオーケストラでも最低このぐらいしたんだろう。17年も前に。。

曲目的には、小学校の音楽の時間向けにちょうどいい感じだ。なんでこのような演奏会にわざわざいったんだろうか。特に得るところもないだけに、ご招待かなんかだったんだろうか。

プログラムも変なもので、7~8ページの解説だけ。当日の曲目がちょろっと書いてあるけど。

日付も何も書いていない粗末なもの。

日本で何回コンサートを行うのかもわかりようがない。

証券会社の完全かんむりコンサートだったんだろう。きっと。

客は証券会社のお客、社員の家族、といったところだ。きっと。

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演奏は2.5流程度。中身は推して知るべし。

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ということで、1990年は、

1990-1から1990-28まで都合28回にわたって書いたが、実際に河童が潜入した演奏会はこれが全部ということではない。国内オケのものなど書いていないものも多々ある。

ブログは自分中心というか、自分がどれだけのコンサートにいったかということであって、実際日本にきた外国オケは、この当時、多量であり、半分ぐらいしか聴いていないと思う。

全部聴こうと思っても、財布も続かなければ、同日・異ホールのコンサートなどもかなりあり、物理的に不可能といったこともあった。

結局、自分好みを厳選して行ったものについて書いてきた。

1990年前後の外国の来日演奏団体の数は異常である。感覚的なものいいではあるが。

オーケストラ、オペラ団体、室内楽系、ソリスト、など全部合わせるととんでもない数のはずだ。

異常ではあったけれども、では、何が正常なのか。昔みたいにパラパラと来るのが正常なのか。そうではない。異常が正常になってしまったのが2007年昨今なのである。

おかげで、耳の感覚は麻痺してしまい、どんなオケがきてもみんなおんなじ音に聴こえたりする。

インターナショナル化などというとなんとなく、きこえがいいが、早い話、

文化の平板化、

なのであり、どこへいっても常に素晴らしいオケの音を聴ける悲劇にそろそろ気がつかなければならない。カジュアルないでたちで北極へ行き、水洗トイレがない、と騒ぐ自称文化人たち、みたいになりさがらないようにしなければならない。

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今日のようなオケはわざわざ日本に来なくてよいとおもう。

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おわり

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