くじら図書館 いつかの読書日記

本の中 ふしぎな世界待っている

「ゼロの日に叫ぶ 戦力外捜査官3」

2017-04-30 14:55:05 | ミステリ・サスペンス・ホラー
 一体いつ文庫になるのか。
 それを切望してずっと待っていたのです。文庫で揃えているし、4巻は図書館で借りて読んじゃったけど、なぜか3だけどこにもない。単行本ももはや書店にはありません。
 でも、古本屋で発見! 似鳥鶏「ゼロの日に叫ぶ 戦力外捜査官3」(河出書房新社)。それが校外学習(泊まりがけ)の前日だったので、早く読みたくて。
 表紙。設楽くんはまたもや左手をケガしております。
 4巻は再び宗教団体との抗争でした。この巻でも戦闘が? と思っていたら、あの人が登場しました。
 「名無し」です。
 七人のヤクザ相手に暴れまわる戦闘能力。人ごみに紛れる地味なスーツ。メガネとマスク。
 こんな人に、一人暮らしのアパートを襲撃されたらひとたまりもありませんよ! よく逃げ切ったと思います。
 今回は、テロ、です。
 しかも、携帯電話を乗っ取るという予想外のテロ。
 とある手段で携帯から緊急通報(警察、消防)をさせる。ひっきりなしにかかる連絡に、実質的な緊急出動ができなくなります。
 傍観者であることの罪を自覚させられる物語でした。
 似鳥さんはギャグやキュートなキャラクターで紛らわせちゃうけど、本質はハードだよね。
 署内の皆さんも、麻生さんや川萩さん、高宮さん、双葉さんと次々出てくるけど、不思議に誰なのか分かる。これはドラマ効果?
 あっ、文庫になるタイミングって、もしやドラマ化? (1はドラマ放映、2はスペシャルドラマでした)

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