くじら図書館 いつかの読書日記

本の中 ふしぎな世界待っている

「ロン先生の虫眼鏡」②③光瀬龍+加藤唯志

2010-03-01 05:47:57 | コミック
いいことがありました。ふと入った古本屋に、なんと「ロン先生の虫眼鏡」(秋田文庫)②③が!
これはうれしい。よっぽどネットで買おうかと思ったのですが、我慢していた甲斐があるというものです。本は探すのもおもしろいもの。ぎりぎりまで自分で探さなくては。ふふふ。
というわけで早速読みました。
今回も様々な動植物が紹介されています。シロアリには女王と王、さらには副王と副女王の役目をもつものがいるとは。ロン先生が読者からの飼育相談にのるのも連載っぽくておもしろいですね。
犬と狼や、インコについて、ゴキブリ退治、河豚の毒、トビウオ、めだか、なめくじ。
ロン先生の博識にはもう脱帽です。標本の作り方や、畑にできた蟻の巣を引越しさせる方法まで知っている。怪談や迷信も科学的な視点で解明します。
今回はピンクレディや秀樹の歌が登場し、時代を感じますね。
でも、このまんがが連載されていた昭和五十三年ごろには、まだ自然があちらこちらに残っていたのだな、と感じました。元太は川でプラナリアを見つけたり、昆虫採集をしたりしています。歩く場面も草木が多いし。
この本、なかなか見つからなくて、もうずっと探していたのですが、昨年末に①を発見して、それから二ヶ月のうちに②③も見つかるとは。本当にラッキーです。
それにしても、「ニハイチュウ」についてそのうちに説明するといいつつ、③が終了したのですが……。これはやはり、自分で調べろということなのでしょうか。