草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

鳩山疑惑は深まるばかり

2009年11月14日 | Weblog
 鳩山首相の資金管理団体の友愛政経懇話会の闇の部分がまたまた明らかになったよね。鳩山疑惑は深まるばかり。鳩山内閣や民主党の支持率にも影響するはずだよ。それまで人件費がゼロだったのが、何と2001年からは毎年5000万から7000万も支出されているんだって。そんなに秘書を雇っていたんですかね。もしかして、表に出せない金を、一度そこに入れて資金を洗浄してから、鳩山首相自身の生活費にあてたんではないでしょうね。金持ちであればあるほど、金には汚いといわれるから。しかも、鳩山首相は他人のことは批判しておきながら、自分はそれ以上に悪いことをしているんだから、もう責任をとって辞職するしかないでしょう。自民党の太田誠一元農林大臣を追及したときの言葉は、自分にも跳ね返ってくるわけだから。偽装献金といい、今回の人件費の急激な膨張といい、デタラメが過ぎるよね。これほどまでにズブズブでは、国民の信頼をつなぎとめておくのは難しいんではないかな。所得税をとられないブルネイをほめちぎったのも、鳩山首相の本音でもあるんじゃないの。それでいて、国民に重税を強いるのはやはり問題だよね。
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大陸浪人のアジア解放の精神

2009年11月14日 | Weblog
 内なるアジアに対しての渇望は、日本の民族派を突き動かさずにはおかないんだよね。西南戦争で西郷軍に加わって敗れた者たちの遺志を継ぐべく、玄洋社のメンバーや宮崎滔天らが大陸浪人となって、アジア大革命に邁進したんだから。欧米列強の植民地からアジアが解放されなくては、日本の独立がおぼつかないのを知っていたんだよね。西郷隆盛のそれが夢でもあったし。日露戦争に日本が勝利することができたのも、アジア解放の前哨戦であったからだよ。そして、ロシアに勝ったことで、アジアのみならず、全世界に解放独立の気運が高まったんだよ。明治30年頃の東京には、孫文を始めとするアジアの独立の志士たちが集まってきたのも、協力者がいたからだよ。しかし、大東亜戦争の頃になると、戦争遂行にあたって、どちらかというと功利的な考えが主流を占めるようになってしまった。精神文明の大義が脇に追いやられたんだ。日本の不幸はそれなんだよね。鳩山首相や民主党がアジアにこだわるのは、経済とかいう利権に目がくらんでいるだけでしょう。保田が主張するように「明治維新の原理であった、覇道を排し王道を恢弘し」という理想をまずは掲げないと。そうすれば、オバマ大統領も真剣に耳を傾けてくれるはずだよ。現在の中国や北朝鮮に媚びを売るための東アジア共同体ではなく、もっとアジアの根本に触れる精神を語らなくては。
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みのもんた「朝ズバッ」で安保反対をぶつ

2009年11月13日 | Weblog
みのもんたの「朝ズバッ」のディレクターが逮捕されたから、今日だけはみのもおとなしくしているだろうと思ったらば、いつもの通りの言いたい放題で、公共の電波を私物化してたよね。普天間基地の問題を先送りしていることで、ニューヨークタイムスが鳩山政権に批判的な記事を載せたというのを取り上げ、みのが「そんなにしてまでアメリカは日本に基地をおく必要があるのかな」としたり顔に言うんだから、まいってしまったよ。みののそんなコメントに対して、元女子バレーボール選手、北村とかいった三重県の知事らが相槌を打っているんだから、これまた情けない。アメリカが勝手に日本に軍隊をおけるわけはないでしょうに。日米安保条約によって、アメリカ軍が日本を防衛してくれる代わりに、日本が基地を提供する責任があるんだよね。みのなんか相手にするのは億劫だけど、あまりにも目にあまるから、一言釘を刺しておかないとね。みのはまず日米安保条約の条文をよく読んでみた方がいいよ。威勢のいい啖呵を切って喜んでいるとしたら、床屋政談以下だよ。それって安保条約を破棄しろということだから。考えなしにもほどがあるよな。テレビメディアの劣化は深刻だよ。みのあたりの意見を聞いて民主党に投票した国民だって、今になって後悔してきているんじゃないのかな。
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天皇陛下のご即位20周年をお祝いして 短歌4首

2009年11月12日 | 短歌
仇なせし者平らげし維新かな脆弱の世の静寂破れよ

草莽の臣たる者は黙々とかねて誓いし思い新に

三島亡き必勝亡きし暗闇に一輪の薔薇宙にぐさりと

混迷のただなかにこそ大君は古代の笑みで応えんとする

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パフォーマンスと善良ぶるだけの政治

2009年11月12日 | Weblog
 事業仕分けを、それこそ御用報道機関のNHKが鳴り物入りでPRしても、実際は鳩山首相や民主党のパフォーマンスでやっているだけ。連立を組んだとはいっても、社民党や国民新党の議員は排除されているし。しかも、陰で操っているのは財務省の現役官僚じゃないの。わずかな数の民主党議員で一体何ができるというのか。そろばん勘定しかできない役人に主導権をとらせて、与党議員は何をしているんだろう。選挙区回りをして、時間を潰しているのかな。政治主導もどこかに吹っ飛んでしまって、この先日本がどうなるか、心細くなってしまうよね。政権交代のみを自己目的化して、何をするかを明確にせず、単なるばら撒きのマニフェストを掲げただけだから、すぐにぼろが出てしまうんだよね。田勢康弘が『指導者論』のなかで、立派な政治家として、石橋湛山のことを紹介していたっけ。昭和32年1月の首相就任早々に、民主政治が国民の機嫌をとる政治を行わない、と言明したんだとか。「私は皆さんのごきげんを伺うことはしない。ずいぶん皆さんにいやがられることをするかもしれないから、そのつもりでいてもらいたい」とまで述べたというんだから、見上げたもんだよ。それと比べると鳩山首相は下の下だよね。善良ぶっているだけで、何もかも先送りにしているんだから。度し難いよ。
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ネットでテレビメディアの悪行暴く

2009年11月12日 | Weblog
 民主党のいかがわしさがようやく露見してきているのに、権力に擦り寄って大本営発表しているのがNHKだよ。それから、テレビ朝日とTBSの情報番組が偏向しているのは、誰の目にも明らか。それらはいずれも確信犯だから、断固糾弾されないとね。今から20年位前までは、それこそ左翼全盛時代で、そのときに教育を受けた連中が、小中高の学校教師、新聞記者、雑誌編集者、作家、タレントになっているわけで、それがある種の世論を形成して、鳩山政権の誕生につながったんだと思うよ。連合赤軍派に加わった吉野雅邦なんか、横浜国立大学に入って、経済学部の教授から学生運動に参加するように促されたそうだし。成績が優秀なだけに、疑うことがないんだよね。もうここまでくると、テレビメディアの悪行の数々を、ネットで暴くべきだよ。コメンテーターが過去に言ったことの責任も、徹底して追及すべきだよね。鳩山首相の過去の発言がブーメランになっているように。何を言おうが勝手だけど、それに対して批判することも許されるんだから。ジャーナリズムを口にしながら、鳩山首相の偽装献金にしたって、いつまでスルーしつづけるつもりなんだろうね。
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民主党の世を憂いて 短歌4首

2009年11月11日 | Weblog
曽祖父の抱きし思い踏みにじる背信の行天は許さず

防人の雄々しき者を蔑みて滅びにいたる今この国は

名優の森繁逝きて惇夫の詩朗読せしをしみじみと聞く

かくまでに志なきこの国に松陰に続く若者ありしや



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土俗的情念による変革

2009年11月10日 | Weblog
 民主党が政権をとっても、やっていることは自民党と大差はないから、無血革命なんて大袈裟に言うほどではなかったよね。大風呂敷を広げてしまって、かえって手に負えなくなっているんではないの。そんなことでは、鳩山内閣は長くは続くわけがないよ。変革の原理というのが見当たらないのが一番の問題だと思うよ。マルクス主義は止めを刺されて陳腐になったし。ここぞというときに国民が結束して危機を乗り切る。良いつけ悪いにつけ、そうした情念が見直されてくるんではないのかな。吉本隆明は米沢高専時代に、「帰命」という詩をつくっているんだけど、なぜか身につまされてならないんだよね。
 
 祖国の土や吹きすさぶ風や
  人の心の修羅のかげあるも

  いまは
 おほきみのみ光の下に
  いのちかえれ
 あそこであんなに苦しんでいる人
 どうかかなしい生命の光もて
  修羅の行路を泣いてかえれ

 戦後、新左翼の教祖にまでなった吉本は、過去の負の部分として引きずっているんだろうけど、そうじゃないよね。日本人の土俗的な心情がこめられており、切なさがこみ上げてくるから。三島由紀夫が『文化防衛論』で書いているように、天皇というのは、秩序の側に手をさしのべていただけではなく、無秩序の側にも手をさしのべていたんじゃないの。桜田門に変に決起した浪士たちは、孝明天皇の大御心を信じていたんだし、二・二六事件の青年将校もそうだったんだよね。日本の政治が混迷すれば、土俗的情念が大きなエネルギーを生むんではないかな。鳩山政権はあくまでも第一幕で、その次が本番じゃないのかな。
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憂国の雄叫びを忘れるなかれ

2009年11月09日 | Weblog
 また今年も三島さんの命日がやってくるよね。楯の会の隊長であり、ノーベル賞候補であった作家三島由紀夫が一番嫌ったのが、なまぬるい理想主義だったよね。鳩山政権のようなエセサヨク政権が誕生したと知ったならば、怒髪天を衝くということになったんじゃないかな。そして、愛すべき自衛隊が軽んじられているわけだから、それこそ首相官邸にどなりこんだじゃないの。日本の目と鼻の先の北朝鮮が、核武装をして、何かすると「東京を火の海にする」と脅かしているのに、民主党や鳩山は、彼らを友人扱いにしている。「友愛」という言葉を口にすると、相手も手を差しのべてくれると思い込んでいるんだから、話にならないよ。中国だって軍備を拡張しており、日本は、それこそ暴力の海のただなかにいるのに、今後もこれまで同様に平和が続くと信じている。まったくの甘ちゃんなんだよね。でも、三島さんは、現在の日本で起きているようなことを、あらかじめ予想していた。だからこそ、命より大切なものがあることを知ってもらうために、あえて腹を切ったんではないかな。「生命尊重のみで魂は死んでもよいのか」という三島さんの叫びを今こそ想起しないと。昭和45年11月25日の雄叫びを忘れるなかれ。
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鳩山内閣の独り善がり外交

2009年11月09日 | Weblog
 大金持ちなんだから、額に汗して働いたこともないだろうな。もちろん、借金に追われたことも。そんな恵まれた家庭環境に育った鳩山首相と岡田外務大臣が、何かすると庶民面すること自体が許せないよね。普天間基地の移転についても、それは同じだよ。沖縄の人の気持ちを大切にしますと、これまでさんざん煽っておいて、ここにきて火消しに躍起になっているんだから、どうしようもないよね。一時は沖縄でも、日米合意を認める方向で進んでいたのに、そこに民主党が水を差したんだから。恨まれてもしかたがないんじゃない。百㌫県外・国外移転はありえなそうだから。微笑して手を差し出せば、アメリカも妥協してくれると、鳩山首相もきっと甘く見てたんだよね。ラフカディオ・ハーンも書いていたけど、ニヤニヤ笑うことで、かえって相手を怒らせることにもあるんだよね。とくに外国人に対してはそうだよ。それよりも、きちんとした合意形勢を目指して真面目に話し合わなくては。鳩山首相らが口にする対等な日米関係というのも、抽象的過ぎるよね。日米同盟が基本であるべきで、基地提供というのも、そうした文脈で考えないと。今は亡き大平善梧という国際法学者が、「道義的中立」(『日本の安全保障と国際法』)という言葉を用いていたように、東西の架け橋になるというような意味でのリーダーシップはとれても、軍事的には難しいんだから、限界をわきまえないと。
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