草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

鳩山首相に恥る心はないのか

2009年11月08日 | Weblog
 偽装献金を始めとして、数々の金銭にまつわる疑惑が指摘され、東京地検特捜による捜査も行われているのに、鳩山首相の神経の図太さにはビックリするよ。小沢一郎をめぐる問題などを含めて、民主党全体にそれはいえるよな。ついこの間までは野党だったわりには、フレッシュさが感じられないし。会津藩で戊辰戦争の責任を一手に引き受けたのは、家老の萱野権兵衛だった。その息子に郡長生という少年がいた。旧会津藩の子弟から選ばれて、九州小倉の小笠原藩に留学していたんだよね。母親に書いた手紙のなかで、ついつい寮の食事がまずいことに触れてしまった。すぐに返事がきて、母親からたしなめられた。運が悪いことに、小笠原藩の子供たちにその返事を見られてしまったんだよね。ただそのことだけで、郡長生はわが身を恥じて自刃したんだよね。まだ14歳の少年なのに。武士道を体現したということでは、飯盛山で自刃した白虎隊の少年たちと同じだよね。鳩山首相は、これまでの発言を聞く限りでは、他人には厳しく、自分には優しすぎるよ。本当は逆でなくては。いくら政権交代という大義名分があっても、鳩山首相が頬被りすることは、国民は断じて許さないはずだよ。普通であれば、そこまでされたら責任をとるんではないのかな。政治家に恥の心がなくなったらば、国民はそっぽを向くんじゃないの。そうなれば今以上に政治は混乱して、収拾がつかない事態になるよ。
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付和雷同的大衆に与する民主党

2009年11月07日 | Weblog
 今さら後悔しても始まらないよね。コメンテーターの寺島なんか、やたらと民主党に肩入れしていたけど、ここにきてしどろもどろ。政権交代後の民主党のドタバタ劇が表に出てきてしまっているから、弁護のしようがないんだよね。『大衆の反逆』の著者であるスペインの哲学者オルテガ・イガゼットは、聡明なる少数派ではなく、付和雷同的な大衆が、現代社会では大きな力を持つことを見抜いていた。オルテガは、先生がいなくなった途端、一斉に騒ぎ出す小学生のようだとも。一旦秩序が崩壊すると取り返しがつかなくなるんだよな。それって現在の日本そのものじゃない。政治的にはアナーキーな状態になってしまっているから。民主党や鳩山由紀夫が駄目なのは、そうした大衆に意見を言えないことだよ。ドイツ文学者の西尾幹二も『日本の不安』のなかで、オルテガなんかを論じつつ、日本が「国会意志を明確にし、自信と平常心を保つこと」を力説していたっけ。鳩山首相が理想論ばかり言って、大人の発言をできないでいるのは、日本にとって不幸なことだよ。それでは子供と同じわけだから。大衆の暴走に対しては、毅然として立ち向かう勇気を政治家は持たなくては。例え批判され、罵られようとも。
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捨て鉢小沢の危険な賭け

2009年11月06日 | Weblog
 いよいよですよね。今回の臨時国会に民主党が永住外国人の地方参政権付与法を議員立法で出してくるというから。短いはずの国会も、延長されそうな雲行きになってきたよ。何とかして小沢一郎は、それだけは通したいんでしょうね。先の総選挙では民団にも応援してもらったようだし。そうすれば自民党が割れると読んでいるんじゃないかな。しかし、それって甘いよね。まず憲法違反の疑いをどうクリアーするつもりなんだろう。地方参政権であっても、有権者になるには、日本の国籍を持つことが前提になっているのに。それをないがしろにはできないよ。保守派は徹底抗戦をするんじゃないかな。あらゆることをするんじゃないの。国論を二分し、大変な騒ぎになると思うよ。そこまでして通す必要があるのかね。小沢一郎や鳩山由紀夫は献金問題で政治的に追い詰められているから、他に目を向けさせるために、あえて仕掛けてくるんだと思うよ。民主党はこれまで、マニフェストには書いておかずに、闇法案として準備してたんだよね。そして、タイミングを待っていたんだよ。今の時期を選ぶのは、小沢や鳩山が東京地検の捜査を恐れているからだよ。二人とも次々と疑惑が出てきているから。さてさて、これからが見物だよね。
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鳩山の持論は自衛軍創設

2009年11月06日 | Weblog
 鳩山政権がマニフェストを次々と反古にする。それって許せないないよね。にもかかわらず、政権交代だけを優先させて考えていた人たちは、何か一つでもいいことをやってくれるんではないか。そんな期待がまだあるようだよね。でも、それも後わずかな期間じゃないかな。よくよく整理して考えれば、鳩山が自民党と違うことを言うのがおかしいんだよね。もともとは自民党だったわけだから。自社さ政権では、官房副長官を確かやったよね。しかもだよ、憲法改正試案なるものを世に問うているんだから、間違っても平和主義者であるわけがないよ。それこそ、祖父鳩山一郎以来の悲願だとも公言しているんだし。鳩山を名乗っても、タカ派そのものだよ。そこでは自衛軍の創設をぶちあげているんだよね。武力による国際貢献を否定もしていないし。自民党の加藤紘一の方が、よっぽどハト派ではないのかな。九条改正には批判的だから。鳩山はブレているんじゃないよ。腹黒いだけだよ。だからこそ、「そんなことありましたか」と居直れるんだと思うよ。鳩山は言いたい放題だよね。こんな状態が四年間も続くと、日本はとんでもないことになるんじゃないの。
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船橋洋一が鳩山に助け舟

2009年11月05日 | Weblog
 やっぱり朝日新聞は、根っこの部分では親米なんだよね。それって批判すべきではないよ。しかし、これまでの沖縄をめぐる報道は、あまりにも酷かったよな。民主党を中心にした鳩山政権なんかは、朝日新聞の報道や論説を鵜呑みにして、普天間基地の県外、国外移設を主張してきたんだから。ここにきて、朝日新聞本社主筆の船橋洋一が『「入亜入欧」こそ歴史的使命だ』なんて書くのは、ちゃんちゃら笑ってしまうよ。記事と論説とを合体させたような船橋の文章では、鳩山の東アジア共同体が中国から歓迎されなかったことを指摘している。中米は一体なんだから、片方とだけ組むのおかしいという論理で、船橋特有のレトリックなんだけど。では普天間をどうするかというと、「辺野古沖」案と海兵隊のグアム移転案を基地統合案の第一歩と位置付けたいというんだよな。それって自民党案と変らないじゃない。だったら、最初からそう言えばいいのに。アメリカと日本との関係がやばくなりそうになのを感じ取って、何があっても逃げられるように、今から弁解してるんだよね。インテリなんてそんなもんだよ。東アジア共同体は、経済学者の森嶋通夫が言い出しっぺのように勘違いされているけど、大東亜共栄圏と同じ発想から生まれた哲学であって、それを押し通せば、アメリカと衝突するのが必至なんだよね。問題は鳩山にそれだけの覚悟があるかどうかだよ。船橋はわけのわからないネットワークなるものを持ち出さなくても、「自民党案でいいではないか」という一言ですむのにね。鳩山は、船橋ですらそう言ってくれているんで、明日から居直るんではないの。しかし、日本のサヨクは人が善いにもほどがあるよね。鳩山あたりのいい加減な言動を信じてしまったんだから。船橋も鳩山も、サヨクよりも手の悪いエセサヨクだったわけだ。
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「王道文明」による東アジア共同体

2009年11月05日 | Weblog
 鳩山政権や民主党が掲げる東アジア共同体というのは、戦前の大陸浪人の主張と似てるんだよね。それを踏まえて鳩山が喋るんだといいんだけど、そうじゃないから顰蹙を買うんだよね。共産党一党独裁の中国や北朝鮮にペコペコするから誤解されるんだよ。欧米列強の侵略に対抗すべく、「東洋解放」を目指し、アジアが一つになることを夢見たのが大陸浪人じゃなかったのかな。だからこそ、玄洋社の頭山満、平岡浩太郎らが清に隷属していた韓国の独立運動に加担したり、中国革命の父と呼ばれた、孫文を匿ったんだよな。孫文が革命の旗を立てて挙兵したときにも、数多くの日本人が協力したのを忘れてはならないよ。革命軍に身を投じて悲壮な最期を遂げた日本人もいたわけだから。北一輝が『支那革命外史』を書いたのも、大アジア主義という大きな理念があったからだし。金儲けをするために中国などと接近したんではないよ。頭山が「王道の文明」という言葉を使っていたのを思い起こさないと。鳩山の軽々しい友愛とはそれは違うんだよな。
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鳩山一座は大根役者ぞろい

2009年11月04日 | Weblog
 いやはや面白かった。国会中継を見すぎてしまってけど、笑えたよね。鳩山由紀夫は、偽装献金を追及されると、オロオロするだけ。菅はというと、眠たいのに起きていますという感じ。寝てばかりいるとネットに書かれたから、無理していたんじゃないのかな。皺が増えたよな。長妻はやたら腰が低くて、ぺこぺこしてた。社民党代表の福島は、沖縄の普天間基地が話題になると、なぜか目が死んでたよな。反対運動の先頭に立っていた彼女が、権力側に擦り寄っているんだから、後ろめたいのがありあり。岡田は不遜な答弁をしていたが、根は甘ちゃんなんで、本格的に攻撃されると、降参するんじゃないの。そもそもが坊ちゃんなんだし。亀井は恫喝専門にしては、今日は気弱だったよね。病気じゃないのかな。怒鳴り返されても、エキサイトしなかったから。原口は自分の献金問題が出てきたので、鼻をへし折られたようだった。それにしても、テレビって正直だよね。自民党の石波はねちねち質問していて気味悪かった。あれって迫力あるよね。しかし、首相の鳩山を始めとして、あんな大臣では思いやられるよね。頭を抱えてしまうよ。スターがいなくて、大根役者ばかりだし。民主党、社民党、国民新党には、人材がいないんだよね。
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わが祖国よ(短歌四首)

2009年11月03日 | 短歌
わけもなく
生きながらえて
恥じ多し
まためぐりくる
憂国忌かな

命捨てる
祖国求めて
幾千里
望郷のごとき
熱き思いが

毀れたる
国を憂いて
北一輝
国家改造
言挙げせしか

浪人を
侮るなかれ
草莽の
悲しみのまま
日は暮れるとも

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先送り答弁に終始の鳩山内閣

2009年11月03日 | Weblog
 衆議院予算委員会の質疑では、鳩山政権の無責任さが目立ったよね。あのやりとりを見てしまっては、いかに民主党支持者でも、うろたえたんではないかな。普天間基地の移転をめぐっては、結論を出せないばかりか、閣内で意見がまとまっていないことが誰の目にも明らかになってしまったよね。それって大変なことだよ。ずるずる引き延ばしているために、県外や国外に移転を求める県民運動が日に日に高まってきているから、県内移転の決断は難しくなってしまうんではないの。日米関係を重視すると言いながら、他人事のような発言を繰り返すだけだし。経済政策の危うさも暴露されて、おろおろしていたよね。「コンクリートから人へ」だけでは説得力はないし。分が悪くなると菅が出てきて、質問者を威圧して、その場を切り抜けようとする。前原もまるっきりけんか腰で、政治家としての器が小さい。藤井も年のせいか、かつて自分が赤字国債を発行した責任者であったことを指摘されて、頭をかいていた。優柔不断で居直るだけの鳩山は、本当に軽すぎる。それから民主党の議員たちの野次や拍手もレベルが低いよね。小沢一郎の命令なんだろうけど、個性がなくて、どの顔も同じく見えてしまうから不思議だよね。鳩山は友愛という観念的な言葉に引きずられ過ぎじゃないのかな。「観念は飛躍するが現実は飛躍しない」という高坂正堯の言葉を思い出すべきだよ。空理空論を述べるから取り返しがつかなくなるわけだから。そして、先送りが許されない重要な案件については、いかに反対の声があろうとも、鳩山は勇気を持って決断しないと。
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民主党の政治手法は旧田中派

2009年11月02日 | Weblog
 やっぱりやらかしたよね。民主党の小沢一郎のやることはそんなものだと思っていたけど。旧田中派は、どんな陳情でも受け付けますということで、総合デパートといわれたんだよね。何のことはない、自分たちが率先して利益誘導をしていたわけ。旧田中派というのは、官僚と国民との間を取り持つことが仕事だったんだよね。それによってどうなったかというと、自民党は理念なき利権屋政党に堕落したんだよね。それとまったく同じことを小沢は考えているわけで、救い難いというか、時代の流れに逆行しているよね。地方レベルでは、各県の民主党が陳情を受け、全国的な問題になると、幹事長の小沢一郎の裁量にゆだねられるということだから、「民主党にあらずんば人にあらず」の世の中にしたいんじゃないかな。しかし、選挙目当てのことしか頭にない人たちの手にかかったら、大盤振る舞いをするのが目に見えているよね。「奢れる民主党久しからずや」ということになるんじゃないの。
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