草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

鶴見俊輔に学ぶ国家改造のエネルギー

2009年11月24日 | Weblog

 保守派であるにもかかわらず、今生きている思想家のなかで気になるのは、鶴見俊輔と吉本隆明なんだよね。土俗的な美意識がある種のエネルギーを生むというのを、二人とも知っていそうだから。とくに、鶴見は夢野久作を評価したり、北一輝についても含蓄のある見方をしている。『不定形の思想』に収録された「アンソロジー」の文章にも、なぜか心を動かされる。「海行かば」の歌が愛国心のイメージをくすぐっているのを認めているわけだから。それに、鶴見がとんでもない劣等性だったというのもいいよね。保守派としていつか乗り越えてみたいと思っているんだ。まだまだ無理だけどね。鶴見の「国家にたいする無私の献身のエネルギーが、国家改造のエネルギーにむかって自発的にきりかえられるようなある一点」(「アンソロジー」)という言葉は、どこまでも新鮮に響くよ。鳩山政権や民主党には、それがないから嫌なんだよね。無血革命で中途半端になってしまうのも、そのせいだよ。第二幕、第三幕がなければ、このまま尻つぼみに終わるだけだと思うよ。本当の平成維新に向けて、新たな一歩を踏み出さなくては。そこで大事なのは「国家にたいする無私の献身のエネルギー」なんだよね。そして、そのエネルギーが国家改造にも結び付けばいいいんだよ。

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鳩山の金銭疑惑は22億円以上

2009年11月24日 | Weblog
 金に汚い鳩山首相の犯罪が、まず一つ立件されることになった。2億数千万円の政治資金規正法違反で、こともあろうに前の公設秘書が在宅起訴されるんだって。テレビメディアがこれまでスルーしてきたおかげで、初めてその情報に接した国民が多いんではないかな。これから疑惑が表ざたになってくるにつれ、情報弱者の国民も怒りだすはずだよ。テレビメディアを通じては、ほとんど知らされていなかったわけだから。そこを民主党や鳩山首相が甘く見たら、とんでもないことになるよ。これまで新聞などで取り上げられただけでも、鳩山首相にまつわる金銭疑惑は、膨大な額になるんだから。偽装献金ばかりでなく、パーティ券の申告漏れ、株式売却の申告漏れ、人件費の不正支出などで、合わせて22億6540万円ともいわれているよ。国民は法律を犯せばすぐにしょっぴかれる。にもかかわらず、鳩山首相本人が、何をしても罰せられないんでは、しめしがつかないよね。今回の在宅起訴は、あくまでも突破口であり、引き続いて、鳩山首相が「脱税総理」であるかどうかも、徹底して捜査すべきだと思うよ。そうでなければ、国民の不満が爆発して、民主主義の根幹を揺るがしかねないよ。
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