草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

民主主義の暴走を許さないためにも日本の国柄を見直すべき時だ!

2016年03月05日 | 思想家

大統領選挙におけるトランプ旋風は病めるアメリカを象徴している。アメリカンドリームの舞台として、どんな人間にもチャンスが与えた新天地は、もはやこの世にはなくなったのである。白人が中心であった過去のアメリカに戻ろうとしている。多民族国家や競争社会に疲れた多数派の白人は、トランプ氏のような扇動的政治家を待望したり、サンダース氏のような社会主義に一筋の光明を見出そうとしている。アメリカを手本としてきた日本も、ここで立ち止まって考えなくてはならない▼我が国は多民族国家ではなく、世界にも例のない一民族一国家である。一旦緩急の場合結束してことにあたることができるのは、大和民族の国家であるからだ。さらに私たちは独裁者を排除する国柄を保持している。政治権力はあくまでも世俗的な争いであり、日本人の最終的な心の拠り所は万世一系の天皇なのである▼佐々木惣一はその点を明確に述べている。「凡そ国家を成して居ります所の人間の社会に於て、其の精神的、倫理的の状態が政治の様式と密接不可分の関係のあるものであることは言ふ迄もありませぬ、殊に我が国に於きましては、万世一系の天皇が統治権を総攬せられて居り、而もそれが一に民意を尊重せられ、又政治の責任の帰着する所を明らかにすると云ふことが重んぜられて居ると云ふ。さう云ふ事実が我々社会生活に於ける精神的な作用、倫理的な作用に非常に大なる影響を与えて居ると云ふことは何人も否むことは出来ないのであります」(『憲法改正断想』)。民衆の支配である民主主義は時として過ちを犯す。それを阻止するのが日本の歴史と伝統を踏まえた国柄なのである。

 

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