草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

日本は母系社会であり女性蔑視の思想は馴染まない!

2014年06月25日 | 世相

 姦淫を犯した女を石打ちの刑にしようとした者たちに向かって、イエスは問うたのではなかったか。「罪を犯したことがない者だけが石で打て」と。マスコミの関係者も自分のことはさておいて議論している。本当であれば風俗に遊びに行くこともまた、大変な罪なのである。今回の都議会でのヤジを他人事のように議論するわけだから、いい気なものである。サヨクだって過去に女性が道具として使ったことがなかったのだろうか。革命のためには、男に奉仕するのを強制して、それがハウスキーパーという名前で呼ばれたのではなかったか、それを自由恋愛と言いくるめようとしても、鉄の規律を誇る組織からの命令であれば、女性はそれを拒めなかったはずだ。ことさらそれを問題視しようとしているのではない。男と女との関係がそれだけ難しいことを、例に挙げただけだ。エピソードとしてよく引き合いに出されるのが、革命思想家必ずしもフェミニストならずということだ。労農派の向坂逸郎などは典型的なワンマン亭主で、家族も手を焼いたといわれる。それろ比べると北一輝は女性に対して、ある種の理想を抱いていた。人間が神に近くなれば、もっと違った愛し方がある。北はそう信じて疑わなかったのである。欧米などの諸外国と違って日本は、父系社会ではなく母系社会である。母親の力が絶対なのである。女性を蔑視する文化には馴染まないのである。獲物を求めて新天地を求めるよりも、同じ土地にとどまって子孫を絶やさない。平和な母系社会が日本の国柄ではなかったろうか。にもかかわらず、日本の社会が女性蔑視であるように海外に宣伝されるのは、大変な誤解である。もちろん品のないヤジも断じて許せないが、そっちの方が大問題なのである。

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