草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

悪行に手を染めているのが独裁国家中共の習近平だ!

2018年10月29日 | 思想家

何度私たちは幻滅を味わえばいいのだろうか。共産主義を掲げて建国されたはずの中共が、現実にはとんでもない独裁全体主義国家であった。ソ連の崩壊と同じように、自由を求める民衆によって、必ずや引き倒されることになるだろう▼シモーヌ・ヴェイユの言葉が身に染みてならない。「『革命』の幻想とは、権力の犠牲者は現に生起する暴力の責任者ではないのだから、かれらの手に権力をゆだねるならば、これを正しく行使するはずだと信じることだ。しかるに、聖性の域にあと一歩という者ならともかく、犠牲者もまた加虐者と同じく権力に穢されている」(『ヴェイユの言葉』冨原眞弓編訳)▼抑圧された民衆が権力を掌握すれば、よりより世界が到来するという楽観論を戒めているのだ。逆に「かくて犠牲者は権力の頂点に押しあげられ、情勢の変化に酔いしれて、前任者と同じかそれ以上の悪行に手を染め、ほどなく失墜する」(『同』)というのだ。スターリンや毛沢東の悪行も、それによって説明することができる▼今の中共の習近平は第二の毛沢東を目指しているとか。悪足掻きでしかない。地上における楽園を実現するとの触れ込みで、その仲介者として登場したのがスターリンや毛沢東であった。それと同じことをしようというのだから、まさしく喜劇である。習近平について安倍総理は、突き放した見方をするべきであって、間違っても手を貸してはならないのである。

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