国会での審議をやりたくないのは、マスコミの言っていることと違って、実際は与党民主党なのである。昨日の参院議運委員会の決定を受けて、今日にも参議院本会議で野田佳彦首相への緊急質問を行うことが決まった。参議院では野田首相への問責決議も可決されている。今回は野党が結束して野田首相を論戦の場に引っ張り出そうというのだ。予想通り民主党の輿石幹事長は抵抗する姿勢を示したが、ここで逃げ出すようでは最低だ。そうでなくても、昨日の衆議院本会議の答弁では、ろれつが回らなくなって、右手で頬を叩いたりしている。酒好きで知られ、連日冷酒をあおっているせいで、もう一つ調子が出ないのだろう。さらに、嘘を吐いていることは、本人が一番自覚しているわけだから、精神衛生上も悪いし、身体にも悪い。今の段階はまだまだ序の口でしかない。唯一の救いはマスコミの多くが民主党の味方をしてくれることだろうが、それも危うくなりかけている。政治を前に進める責任は、当然のごとく政権与党にある。そこで窮余の一策として、「民主党も駄目だが自民党も駄目だ」と言って、どっちもどっちを強調するのが精一杯だ。それが民主党政権擁護になるので、テレビのワイドショーのコメンテーターも、やたらとその言葉を連発している。しかし、自民党は国会での審議に積極的に応じることにしており、その批判は通用しなくなっている。国民の信頼を一度失ってしまえば、もはや退場するしか選択肢はないのである。
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