草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

「義」なき政治家田中真紀子の文部科学大臣就任を嗤う!

2012年10月01日 | 思想家

 よりによって田中真紀子を文部科学大臣にするとは、民主党政権も断末魔に近いのだろう。どうせまともに国会を開く気もないようだから、真紀子が選挙で苦戦しそうなので、援護射撃の意味もあるのだろう。小泉内閣で外務大臣に就きながら、期待はずれで辞めさせられたのではなかったか。個人的な感情から自民党から民主党に移り、そこで大臣のポストを手にする。どこに政治家としての「義」があるのだろう。真紀子は「世界で一番大事なものは家族だ」と言っていた。それ以外の者は使用人に過ぎないのだ。それで国政を担う政治家と言えるのだろうか。私の好きな作家太宰治は「洋の東西を問はず。また信仰の対象の何たるかを問はず、義の世界は、哀しいものである」(『父』)と小説で書いている。アブラハムは「義」のために、息子イサクを殺そうとしたし、直訴を決意した佐倉宗五郎は、涙ながらに我が子を背にして家を出たのである。政治に携わる人間は「義」が第一なのである。民主党政権の閣僚の顔ぶれを見ても、「義の世界は、哀しいものである」とのトーンは伝わってこない。政治家になるということは、自分のためではなく、国家国民のためなのである。そして、自分が信じる「義」を実現するにあたっては「千万人と雖も吾往かん」の気概が求められるのである。真紀子のような凡庸な政治家を抜擢して、それで野田佳彦首相はよいと思っているのだろうか。


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