草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

北朝鮮のミサイルを侮ってはならない

2024年05月30日 | 安全保障
 相変わらず北朝鮮は弾道ミサイルの実験を止めない。すでに核兵器を所有しているわけだから、中国やロシアと同じように、日本にとっての脅威であることは言をまたない。
 ようやく我が国は反撃能力を保持することにしたが、改良型の一二式地対艦誘導弾や長距離巡航ミサイルの配備にいたっていないのである。
 日本としては、やられたらやり返す能力は現時点では無いに等しい。北朝鮮がミサイルを撃ち込んでくるとすれば、それは第二次朝鮮戦争が勃発する時か、見せしめの場合であろう。
 軍事アナリストの北村淳は「北朝鮮としては、日本に対し先制攻撃を仕掛けることにより、パニックに陥った平和国家日本を、米韓との共同戦線から脱落させることが期待できる」(『巡航ミサイル1000億円で中国も北朝鮮も怖くはない』)と書いている。
 とくに、北朝鮮からのミサイルの波状攻撃が行われれば、海上自衛隊のSMー3迎撃ミサイルは全弾底をついてしまう。着弾を阻止することは困難になってしまうのである。
 一日も早く反撃能力を強化しなければならないが、北朝鮮から飛来するミサイルに対しての警戒心を怠ってはならないのである。しかも、攻撃してくるとすれば、遠い将来のことではなく、日本が国家として身構える前の、まさしく今の時期なのであり、核政策の変更も待ったなしである。
コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする