草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

安倍首相は緊急事態宣言を出すタイミングを逸してしまった!

2020年04月05日 | 感染症

決められない政治がここまで酷いとは思わなかった。武漢発の新型コロナウイルスの感染拡大を阻止するために、政府が緊急事態宣言を出して、国民に活動を控えてもらえれば、それだけで終息に近づくのである。グーグルなどによると、政府や各自治体の自粛要請に従って、出歩かないようにしている国民は、わずか2割にとどまるという。それを8割までにすることで、爆発的な感染の一歩手前でコントロールすることができるのだ▼そのチャンスは幾度もあったにもかかわらず、安倍首相は決断することができなかった。緊急事態宣言自体は非常事態宣言とは違う。交通機関を全面的にストップすることは難しい。しかし、それでもしないよりはましなのである。人と人とが接触する機会を減らせば、それだけで最悪の事態は避けられるのである▼今回のことで明らかになったのは、政治が明確な意思表示をしなければ、危機は回避できないということだ。いくら法律をつくっても、その伝家の宝刀をいつの時点で抜くかは、最終的に政治の判断なのである。例外的な状況であることを認定できない安倍首相は、もはやタイミングを逸してしまった。政治がその責任を果たせなければ、無能の烙印を押されて、国民から見捨てられることになるのである。

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