草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

東浩紀の「犠牲の少ない共存方法」というのも一つの選択肢だ!

2020年04月26日 | 感染症

リベラルで傾聴に値する主張をしているのは東浩紀である。今回の新型コロナウイルスをめぐっては、スタンドプレイをする政治家が後を絶たないし、マスコミをそればかり報道している。これでは経済や社会が壊れてしまう危険性がある。それを東は正面切って論じているからだ▼ここ数日の傾向として日本の感染者数は鈍化傾向にある。楽観的な状況になったとは速断はできないが、潮目が変わってきているような気がしてならない。人と人との接触を減らすという戦略が功を奏しているのだろうが、今後も第二波、第三波が予想され、そのたびにどうすべきかを問われることになるだろう▼東の昨日のツイートは核心を突いている。「ひとことでいえば、ぼくは一貫して、ウイルスとはどうせ共存するしかないのだから、犠牲の少ない共存方法を考えようぜ派です。ウイルスに『打ち勝つ』とか、バカかと思う。人類にそんな力はない」。実際に特効薬もなく、ワクチンも開発されていない。免疫があるかどうかが全てであり、早期に患者を見つけても、手の施しようはほとんどないのである▼あれだけ全力で立ち向かったアメリカですら、勝つことはできなかったのだ。かえって生温い対応をしている今の政府の対応がベターなのかもしれない。勝ち負けではなくて、東が言うように、共存していくことも考えなくてはならないのである。

コメント (1)
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