草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

大恐慌より厳しい危機の時代には野党の政局優先は通用しない!

2020年04月29日 | 政局

安倍首相が昨日の衆議院予算委員会で述べたことは、偽らざる今の心境ではないだろうか。「大恐慌の時よりも精神的には厳しい状況になっている」と語ったからだ。経済活動を重視すれば、武漢発の新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐことはできない。景気対策にしても、タイミングがあり、今はじっと耐えるしかないからである▼立憲民主党の大串博士などは、そうした現実を直視することなく、またまた布マスク2枚で嫌がらせである。「息苦しい」と酷評するパフォーマンスをして、中止することを要求したのである。今回の緊急事態を党利党略に利用するというのは、あまりにも愚かである。政党支持率が低迷して当然である▼世界中がパンデミックに振り回されている。ほとんどの国がロックダウンをしたにもかかわらず、効果のほどは十全ではない。それでも徐々に経済活動の再開にチェンジしょうとしている。そんな中で政府がどのような選択をするかが注目されているのだ。何度も取り上げてきたが、永井陽之助が主張していたように、抜本的な解決策はないわけだから、日々「摩擦を少なくすること」を心がけて対処するしかないと思う▼どれだけ我が国が善戦したかを示すのは、死者の数であるから、命を救うために全力を傾注するしかない。その一方で、個人の暮らしや企業の継続を支援する措置を大々的に行わなくてはならない。後ニ、三カ月はじっと耐えるしかないのである。

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