草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

今と違い保守本流の細川隆元の独壇場だった「時事放談」!

2018年08月06日 | マスコミ評

TBSの「時事放談」が44年の歴史に幕を下ろすことになった。日曜の朝に放送されていたが、看板スターであった細川隆元や小汀利得、さらには藤原弘達、渡部昇一らが舌鋒鋭く政治を斬りまくっていたのが懐かしい▼通り一遍のプロパガンダではなく、大人の議論をしていたのが印象に残っている。細川は朝日新聞出身であったが、穏健な保守派であり、権力批判しても、今のマスコミの論調よりも、はるかにまともであった。TBSの「時事放談」、テレビ朝日の「題名のない音楽会」がそれぞれの局の目玉番組であったのだから、まさしく隔世の感がある。黛敏郎がテレビ朝日で憲法改正の意義を説き、国旗国歌について論じていたのである▼今の時代にあって「時事放談」と同じ役割を果たしているのがネットである。マスコミは「ネトウヨ」と決め付けて批判しているが、とんでもない見当違いである。大人の議論ができなくなったマスコミに代わって、名も無き者たちが自分の言葉を語り始めたのである▼地上波のテレビ局は、NHKを含めてバランス感覚がなくなっている。ネット民が物申すしかないのである。マスコミの劣化は大衆化社会の特徴なのだろう。視聴率を重視するために、勧善懲悪で物事を報道する。その方が分かりやすいからである。最近の「時事放談」の出演者は、反安倍の政治家や言論人であった。もはや流す意味がなくなったのであり、歴史的な使命はとっくの昔に終わっていたのである。

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