草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

「流言蜚語」が寸時に否定されるのがネットの世界だ!

2016年04月17日 | 災害

去る14日以来、熊本地震では熊本県や大分県などで大地は揺れ続け、次々と被害が出ている。それでも人々は動揺することなく、じっと不安に耐えている。救助作業にあたる自衛隊、警察、消防のへの協力も惜しまない▼心配された「流言蜚語」も飛び交っておらず、安倍内閣の粗探しをしている民進党や共産党に対しては、ネット上ですぐに反撃が加えられ、沈黙するか撤回せざるを得なくなっている。便所の落書きと評される「2ちゃんねる」でも、一方的な議論が横行しているわけではない▼寺田虎彦は『流言蜚語』において「東京市中に流言蜚語の現象が行われたとすれば、その責任の半分は少なくも市民自身が負わなければならない」と書いていた。「市民自身が伝播の媒質とならなければ流言は有効に成立しない」からである。寺田は「適当な科学的常識」によって最小限にとどめることが可能であるのを、科学者としての立場から説いたのである▼同じような情報を垂れ流すマスコミとは違って、ブログ、フェイスブック、ツイッターなどによって、今回も被災地の人たちが情報を発信している。よりリアルに多面的になってきたのである。ネットの悪影響をことさらマスコミが囃したてるが、とんでもない間違いである。ネットでは必ず誰かが検証してその根拠を問い質すのであり、大騒ぎする以前に「流言蜚語」はすぐに打ち消される。根も葉もない情報は寸時に否定されるのがネットの世界なのである。

 

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