草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

どん底から立ち上がる日本の姿を予言していた石原莞爾!

2013年01月27日 | 思想家

 東亜連盟の生き残りで、福島県議会議員でもあった植田英一氏が「石原莞爾を考える」という冊子を出している。いつ発刊された定かではないが、平成22年1月13日の日経新聞の記事が掲載されており、それほど昔のことではなさそうだ。「はじめに」のなかで植田氏は「私は、石原莞爾先生に傾倒し、先生に直接お会いして話を聞き、著書を読み、先生の示した道標を検証しながら生きてきました」と書いている。敗戦直後に週刊朝日や週刊読売のインタビューに答えた『石原莞爾先生談話集新日本の道標』を再録し、そこに植田氏自身が文章を付け加えたのだった。とくに、私が感銘を覚えたのは、石原が敗戦後の日本の将来を予言した言葉である。「日本は今後物心両面に亘る恐るべき疾風怒涛時代を迎えるのである。アメリカは自己の善とする生活文化、洋式、思想を瀧のごとく如く注いで日本をアメリカ化せんとすることは明らかである」と述べながら、さらに、そこに英国的、ソ連式思想が加わってくるというのだ。そして、石原は「落ちて落ちてどん底に突き当たりどうにもならぬ時に至ってはじめて民族の魂が究極の拠り所を呼び求めるのである」と断じた。植田氏も「日本の姿がなくなった」と悔やんでいる一人である。「神の摂理というべき世界文化の過程を達観する」ことを前提にしながらも、日本人としての使命を再確認する。そこに石原の真骨頂があるのではないだろうか。


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アベノミクスの立役者藤井京大教授が内閣官房参与に就任!

2013年01月27日 | 経済

 アベノミクスの骨格を世に示したのは、藤井聡京都大学大学院教授だ。それをネットが支持することで、自民党が政権公約に取り上げざるを得なかったのである。そこにプラス成長戦略を盛り込むことで、新自由主義の竹中平蔵慶応大学教授らを取り込むことになったのだ。竹中教授を経済生性本部の産業競争力会議のメンバーにしたことに対しては、私は違和感を拭えない。しかし、政治には気配りも必要で、今の段階では静観するするしかない。それでも、藤井教授が内閣官房参与に就任したことは、一歩前進であったと思う。そして、去る25日には内閣官房に「国土強靭化推進室」が設置され、その室長には、杉田和博副官房長官が就任した。官邸主導で国土強靭化に取り組むことになったのである。内閣官房参与は安倍晋三首相や、担当大臣に直接意見を具申できる立場であり、10年で200兆円を動かすとなれば、藤井教授のようなスペシャリストが求められるのだろう。藤井教授の主張は明確だ。日本で住めるようにするために、どのような備えをすべきかを最優先に考えるのだ。川上からいえば、日本銀行の金融政策。次に財務省が検討する財政政策。何を使うかが各省の問題。さらに、自治体や財界も関係する。それを一体化して行うのが国土強靭化なのである。藤井教授はフェイスブックを通じて、自らの情報を発信しており、直接、私たちが意見を交換できるのも嬉しい限りだ。


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