草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

中共が尖閣を攻めないのは海自の潜水艦を恐れているからだ!

2013年01月07日 | 安全保障

 尖閣諸島をめぐっては、まだまだ危機が去っておらず、今日も中共の海洋監視船が日本の領海に侵入した。政府は「情報連絡室」を「官邸対策室に」に格上げし、イザという時に備えて態勢を強化している。侵略されたら撃退する。その強い意志がなければ、日本は守れないのである。『丸』の2010年9月号をぺらぺらめくっていたら、「日中尖閣沖海戦」という小見出しが目に飛び込んできた。元海上自衛隊潜水艦長中村秀樹が執筆した「海自潜水艦の戦い方教えます」のなかの一章で、魚釣島に中共が上陸したことを想定し、補給物資を運ぶ揚力艦を海自の潜水艦が攻撃するといった仮想戦である。まず、海自の潜水艦が中共の原潜をキャッチし、それを新型の20式魚雷で沈める。そして、護衛の駆逐艦やフリゲート艦をやり過ごしてから、揚力艦をかたっぱしから撃沈したのだった。これによって、中共は尖閣諸島の侵略を断念する、とのシュミレーションである。相手が原潜であろうとも、海自の潜水艦の方が探知能力が上回っているのだ。雑音対策が遅れているためで、赤子の手をひねるようなものなのである。しかし、水上艦艇や戦闘機では、日本が劣勢であるのを認めている。中国本土に近いこともあり、戦闘機を次々と投入できる中共に軍配が上がるからだ。短期的には制空権を維持しても、それを継続することは難しいのである。やはり、頼みは海自の虎の子である潜水艦だ。すでに何隻か展開していると思うが、中共が仕掛けてくれば、断固反撃する力が日本にはあるのだ。それを承知で突っ込んでくる度胸はないだろう。


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安倍首相は国民大衆の期待を裏切ることなかれ!

2013年01月07日 | 思想家

 国民大衆の方が安倍晋三首相より先を行く場合だってある。私は第二次安倍内閣を盛り立てていこうとする立場だが、それは全権委任ではない。野にあって日本の国柄を守る運動を行うことで、外部から働きかけを強化すべきだと思っている。いかに卓越した政治指導者であっても、国民大衆をリードすることはできない。逆に私たちの爆発的なエネルギーが政治を動かし、政治指導者の意識を変えていくのである。その辺のことに着目したのが、吉本隆明であった。吉本は「トロッキーの自叙伝を読むと、ロシア大衆の自発的な蜂起を目のまえにして、あまりの事の意外さに茫然自失し、つぎに何とかしてこの蜂起を理解し、それに方向を与えようとして敏活に方針をうちだしてゆくレーニンとトロッキーの様子が描写されている。大衆の蜂起は、もちろんかれらの思惑をはるかにこえていた」(『自立の思想的拠点)と書いている。ロシア革命を例に挙げるまでもなく、混乱期には、誰も青写真を描くことはできないのである。政治的指導者の可能なことというのは、あくまでも「急速に大衆の行為に追いつきこれを追い越して方向性を与えるという処置」をするだけである。安倍首相は国民大衆の広汎な支持を受けて、政権を獲得した。国民大衆のマグマがどこに向かっているかについて、無関心でいられるわけがない。時には敵と手を結ぶのが政治であることを、私はじゅうじゅう承知している。しかし、忘れてはならないのは、国民大衆が何を望んでいるかに関しては、見誤ってはならないということだ。


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