世の光の時間です。お元気でしょうか? 村上宣道(のぶみち)です。
えー、出産について「無痛分娩」というふうな言い方がありますねえ。ある方が「今は無痛文明の時代だ」というふうな言い方をしてまして、へーぇ、そういうことばがあるんだと思ったんですが、今はなるべく痛みを知らないようにして、そして幸せを自分のものにしようという、そういう傾向があるのではないか、(と)いうふうにも言われる訳なんですね。それで、自分もその痛みを嫌う訳ですけれども、しかしながら、相手の痛みに対しても鈍感になってしまっているというふうな(こと)。
あるマンションの前に小さな花壇があってですね、そこに立て札が立ってまして、「お花の泥棒さん、取られた人の痛みが分かりますか?」ってこう書いてあってですねえ、ああそうなんだぁって、本当に育てて一生懸命楽しんでいるそれを取っていってしまう、そういうことについて相手はどんなふうに思うんだろうかということについてのその思い遣り、心の痛みについてのケアが無いという、それが勝手なことをしてしまうようなことに繋がっていくというふうな。そして自分自身がその、したことについても本当に心の痛みを感じないというふうな、そういう傾向があるのではないかということが言われる訳なんですね。
「良心の呵責」というふうなことばもですね、だんだん死語になっていくのではないかというふうな思いがしたりする訳なんです。でも人間は心の中に咎めを持っていて、人間が心の中に後ろめたい気持ちを持っていて、そして人に知られては困るようなものを、そういう部分を持っていて、本当の意味で幸せになれるのだろうか、ということですね。そうした心が本当にすっきりと解決されなければ何をしてみた所で、一時的なそれは楽しみであったり満足であったりしたとしても、本当の意味での幸せには繋がっていかない。
聖書の中の詩篇の32篇という所で、「幸いなことよ。そのそむきを赦され、罪をおおわれた人は。幸いなことよ。主が、咎をお認めにならない人」(1、2節)、そういう言い方をしてるんですけれども。神様から罪赦されたということを土台にしての幸せ、それが本当の幸せに繋がることだということを覚えたいと思います。
( PBA制作「世の光」2007.11.19放送でのお話しより)
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さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのもいいんじゃないかなあ。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。
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