世の光の時間です。いかがお過ごしでしょうか。福井 誠です。今日も皆さんと御一緒に聖書を開いてまいりましょう。
今日は創世記の6章9節です。
「ノアは、正しい人であって、その時代にあっても、全き人であった。ノアは神とともに歩んだ。」
旧約聖書の創世記には、ノアという人物のエピソードが描かれています。ある日、神は、人間がこの世の快楽を追い求め、ますます悪に手を染めていく一方なのを御覧になり、大変残念に思い、洪水で裁きをくだそうと決意しました。ところがそのように腐り切ったこの世界にノアという正しい人物がいたのです。
神はこのノアを救おうと思い、箱舟を造るように命じられました。ノアは神のことばに従って箱舟を造り始めます。それは長さ約150メートル、幅約25メートル、高さ約15メートルという石油タンカーのような大変大きなものでした。船の中は鉄道の貨車が約500台も入る広さであったと言います。よくこんな物を造ったものですねえ。趣味の世界で出来る物ではありません。まさに真剣に打ち込んで長い時間をかけてこそ出来るものです。また、箱舟造りは極めて奇妙な作業に思われたことでしょう。そういうことを考えれば誰も神を認めようとしない時代にあって、いかにノアが神を恐れ神と共に生きていたかということが分かります。
聖書はノアが正しい人であったと言いますが、それはただ単に道徳的に立派であったということではありません。事実ノアは、この洪水の出来事の後にお酒に飲まれるという大失態を犯しました。しかし、そういう弱さを持ちながらも、ノアは確かに神を信じ恐れている人でした。そして一生涯を通して神と共に歩み抜いた人だったのです。
神を信じることは勇気の要ることです。全身全霊ですることです。今日も聖書を読み、聖書から勇気と力をいただいて神を信じる歩みをいたしましょう。
( PBA制作「世の光」2007.11.15放送でのお話しより)
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