世の光の時間です。いかがお過ごしでしょうか。福井 誠です。今日も皆さんと御一緒に聖書を開いてまいりましょう。
今日はマタイの福音書5章13節です。
「あなたがたは、地の塩です。もし塩が塩けをなくしたら、何によって塩けをつけるのでしょう。もう何の役にも立たず、外に捨てられて、人々に踏みつけられるだけです。」
塩は料理の必需品、塩なくしてどんな料理の味つけも始まりません。また塩は、淡白な食材に味つけをするのみならず、しばしば肉など生物にすりこんで腐敗を防ぐ防腐剤として使われます。味なきものに味つけをし、腐敗していくものを腐敗しないようにしていく。塩はそれを用いる物とはまったく異なった性質を持つものですが、イエスはこの塩の特徴をとりあげて、神様を信じるクリスチャンもそうではないか、と語っているのです。
パウロはこの世の中の人々の状況を語って言いました。「彼らは、あらゆる不義と悪とむさぼりと悪意とに満ちた者、ねたみと殺意と争いと欺きと悪だくみとでいっぱいになった者、陰口を言う者、そしる者、神を憎む者、人を人と思わぬ者、高ぶる者、大言壮語する者、悪事をたくらむ者、親に逆らう者、 わきまえのない者、約束を破る者、情け知らずの者、慈愛のない者です。」(ローマ 1章30、31節) そのような人々の中に散って、クリスチャンというのは神様を愛し、神様を喜ぶ人です。また人を大切にし、恵み深く、親を敬い、自制することを教えられている人々です。なるほど、生き方の姿勢・態度には大きな違いがあります。
しかし問題は、クリスチャンが教えられている通りには生きていないということ。クリスチャンもまた争いと欺きに満ちていたり、高ぶやわきまえのない者になっていたりはしないか、ということです。もしそうならば、クリスチャンとして存在する意味がないことは言うまでもありません。
クリスチャンとして社会の隅々にまで神の愛ときよさを浸透させ、接する者すべてに天国の前味を滲み渡らせ広がらせていく、そのような者として神様が召してくださっていることを今日も覚えて歩ませていただきましょう。
( PBA制作「世の光」2007.11.29放送でのお話しより)
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