世の光の時間です。お元気ですか? 安海靖郎(あつみ・やすお)です。
今日本では、100万人以上の人が閉じこもりと言われる状況にあると言われています。引きこもりの人たちに積極的に関わりをつくり、その自立を支援している働きについてお話しします。
名古屋にあります「青少年生活就労自立サポートセンター名古屋」(※http://www.youthsupport.jp/)というNPOです。中心になって働いておられる青木美久(あおき・よしひさ)さん自身もかつて中学時代に不登校となり、引きこもってしまったそうです。ま、そこからクリスチャンの方に助けられ癒されました。ま、そんな経験からこのサポートの働きを始めたそうです。今18人のスタッフで40名近い人たちをケアし、サポートをしています。そしてそのスタッフの方は皆引きこもりだった人とその家族の人たちだそうです。難しいこの対応をま、御自分たちの経験に基づいて一所懸命働いておられる。そして実を結んでおられるという訳です。
青木さんによると、引きこもりの人に共通する特徴は、自信を失い希望が持てないことだと言います。ま、これは私たち誰もが多かれ少なかれ感じることでもありますよね。ですからこういう人たちに大切なのは、大丈夫、希望はあると励まし続けること。そして実際に実感を持ってもらうこと。そしてその大丈夫な根拠を示すこと、だそうです。
それが大切な訳ですが、根拠とは何でしょうか。それは愛。神の愛だと言います。そのままでいい、大丈夫だと認め、受け入れ、評価してくれる愛です。聖書ではそういう神の愛をこんなふうに言っています。「わたしはあなたがたのために立てている計画をよく知っているからだ。 ----主の御告げ。---- それはわざわいではなくて、平安を与える計画であり、あなたがたに将来と希望を与えるためのものだ。」 ( エレミヤ書 29章11節 ) そしてその後に、こんなふうにまた言っています。「永遠の愛をもって、わたしはあなたを愛した。それゆえ、わたしはあなたに、誠実を尽くし続けた。おとめイスラエルよ。わたしは再びあなたを建て直し、あなたは建て直される。」( エレミヤ書 31章3、4節 ) こんな愛が希望を与える根拠となっていく時、癒されていくというのです。
(PBA制作「世の光」2007.11.23放送でのお話しより )
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さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのもいいんじゃないかなあ。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。
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