2023/1/16放送
「世の光」の時間です。いかがお過ごしですか? 板倉邦雄です。今日は「神が遣わした方」という題でお話ししましょう。
「神が遣わした方」とは、もちろんイエス・キリストのことです。ヨハネの福音書3章34節から36節です。一緒に考えましょう。
まず34節です。「神が遣わした方 ーイエス・キリストー は、神のことばを語られ」ます。イエス・キリストは神の大使です。大使は自分を派遣した国家を代弁します。キリストは神の国から派遣されましたので神のことばを語ります。それは神がキリストに「御霊を限りなくお与えになったから」だ、とヨハネは言います。キリストのことばはすべて神の霊から出てきました。神の人格から出てきたことばです。ですから、キリストは「わたしがあなたがたに話したことばは、霊であり、いのちである。」とヨハネの福音書の6章の63節で言われたのです。
次に、神が遣わしたイエス・キリストは神の独り子でしたので、「父は御子を愛しておられ、その手にすべてをお与えになった。」と35節で書かれています。イエス様が公的な生涯を始める時、洗礼者ヨハネからバプテスマ・洗礼を受けました。イエス様がバプテスマを受けて、すぐに水から上がられますと、その時、天が開け、神の御霊が鳩のようにイエス様の上に降って来られたのです。その時、天から声があり、こう告げられました。「これはわたしの愛する子。わたしはこれを喜ぶ。」 マタイの福音書3章の16節と17節。
ですから第三に、神が遣わした方イエス・キリストを信じない者、聞き従わない者は神の怒りが彼らの上にとどまるのです、と結論しています。「御子を信じる者は永遠のいのちを持っているが、御子に聞き従わない者はいのちを見ることがなく、神の怒りがその上にとどまる。」(36節)とヨハネは結論したのです。
イエス・キリストの語ったことばは神の霊であり、いのちでした。ですから、神のひとり子を信じる者は誰でも永遠のいのちを持つのです。そして、永遠のいのちを見る体験をするのです。すなわち、永遠の神を見ることになります。
イエスのことばです。
「心のきよい者は幸いです。その人たちは神を見るからです。」
マタイの福音書5章8節
( PBA制作「世の光」 2023.1.16放送でのお話しより )
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