2023/1/18放送
「世の光」の時間です。いかがお過ごしですか? 板倉邦雄です。
今日は「サマリアの女」という題でお話ししましょう。私たちの人生は選ぶ人生ではなく、神に選ばれる人生なのです。ヨハネの福音書4章の続きです。
さてイエス様の一行はサマリアを通過しなければなりませんでした。そしてイエス様はサマリアのスカルの町で井戸のそばに疲れて座っていました。昼の12時頃です。
そこに、一人のサマリアの女が炎天下、壺を頭に乗せて水を汲みに来たのです。
イエス様は、この女に「水を飲ませてください」と言いました。
すると、サマリアの女はイエス様に言いました。
「あなたはユダヤ人でありながら、どうしてサマリアの女の私に水を飲ませてくれとおっしゃるのですか?」
こう言ったのは、当時ユダヤ人はサマリア人と仲が悪くて交際していなかったからです。
すると、イエス様はサマリアの女に答えられました。
「もしあなたが神の賜物のことを知り、また、『水を飲ませてくれ』と言った者がだれであるか知っていたならば、あなたの方から願い出て、その人から生ける水をもらったことでしょう。」
すると、サマリアの女はイエス様に言いました。
「主よ、あなたは汲む物をお持ちにならず、その上、井戸は深いのです。その生ける水を、どこから手に入れるのですか?」
イエス様は答えて言われました。
「この井戸の水を飲む者はだれでも、また渇くであろう。しかし、わたしが与える水を飲む者は、いつまでも、渇くことがないばかりか、わたしが与える水は、その人のうちで泉となり、永遠のいのちに至る水がわきあがるであろう。」
女はイエスに言います。
「主よ、私が渇くことがなく、またここに汲みに来なくてもよいように、その水を私に下さい。」
このサマリアの女は愛に飢え渇き、愛を求めて探していました。しかし、愛に裏切られ、愛に傷ついていた女性です。5人の男性と結婚し、離婚。今は6人目の男性と同棲していたのです。人目を忍んで炎天下、井戸に水を汲みに来ました。そして、イエス・キリストに出会ったのです。 続く。
( PBA制作「世の光」 2023.1.18放送でのお話しより )
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