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 ♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して73年、
PBA『世の光』を文字で 

■良い土地に蒔かれるとは / 関根弘興

2023年04月04日 | Weblog

2023/1/10放送

 「世の光」の時間です。お元気でお過ごしでしょうか? 関根弘興です。

 イエス・キリストは種蒔きのたとえ話をしました。「良い地に落ちた種は多くの実を結びました」、という誰もが簡単に理解出来るお話でしたね。そして、「良い地に蒔かれたものとは、みことばを聞いて悟る人のことです」と言われました。

 でも私たちの心を見ると、どうも良い土地とは程遠い感じがしてしまいますねえ。でも安心してください。初めから良い土地である人など一人もいないのです。

 良い土地になるためには、潤いというものが与えられる水が必要です。イエス・キリストは、こう約束なさいました。ヨハネの福音書7章38節
  「わたしを信じる者は、聖書が言っているとおり、その人の心の奥底から、生ける水の川が流れ出るようになります」と。

 また、良い土地にするには、石や雑草や木の根株など邪魔なものを取り除く必要がありますね。私たちの心を見ると、石ころや雑草が心の奥深くまで伸びた根っこのようなものがありますよね。イエス様は、私たちのそういう不要なものを明らかにしてくださるお方です。そして、私たちがそれを取り除くことができるように助けてくださるのです。時には、引き抜くときに痛みを感じるかも知れません。次々と生えてくる雑草を抜き続けていくためには忍耐も必要でしょう。

 そして良い土地になるためには栄養が必要ですね。私は幼い頃、栃木県の足尾町に住んでいました。ご承知の通り、昔、足尾銅山で有名な場所でした。しかし採掘が進み、周りの山は伐採されて、木が一本もない山になってしまいました。けれども今、足尾町に行くと、その山は緑に変わってきているそんな光景を見ることができるんです。なぜかというと、荒れ果てた山肌に種の入った土嚢を置き、また小さな苗木を植える作業を何十年もかけて行ったからです。そして種が蒔かれ続けることによって、土地が改良されていったのですねえ。種が蒔かれ続けていくとき、緑豊かな場所に変えられていくのですねえ。

 感謝なことに、イエス・キリストの恵みのみことばという種は、聖書を通して溢れるばかりに蒔かれ続けているのです。吹き飛ばされたり、流されることもあるかもしれません。でもこの種は私たちの栄養となり、良い土地に私たちを変え、豊かな実を実らせていくのです。私たちの荒れ地のような心を良い地にしてくださるのはイエス・キリストであり、成長させてくださるのもイエス様ご自身なのですね。


    ( PBA制作「世の光」 2023.1.10放送でのお話しより )


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さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのもいいんじゃないかなあ。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。でも、新型コロナ禍で集まるのを制限したりオンラインの集まりに切り替えたりしているかもしれません。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。
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 このサイトは URL名として   http://yonohikari.biblica.info  が使えます。携帯からもこのURLでどうぞ。

 


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