2023/1/7放送
「世の光」の時間です。いかがお過ごしでしょうか。福井誠です。
「継続は力なり」 日々聖書を手に取り、心の糧とするなら、自然に養われてくるものがあるものです。今日も聖書を開いてまいりましょう。
今日は「知恵のある子」と題してメッセージをいたします。
箴言10章1節
「知恵のある子は父を喜ばせ、愚かな子は母の悲しみとなる。」
箴言の10章からは、二行詩による格言集となっています。ある程度同じようなテーマでまとめられていて、この章では、知恵ある者と愚かな者、正しい者と悪しき者、二つの対象的な生き方が語られています。つまり、これまでの1章から9章の議論を、さらに具体的に語るものとなっています。
まず、知恵ある者と愚かな者の対比から見ていきましょう。
「知恵ある者は父を喜ばせる、愚かな者は母を悲しませる。」と言います。また、知恵ある者は学ぶべき時、働くべき時を心得ていますが、愚かな者は、そうではありません。ここぞと言う時に平気で怠けているのです。さらに、知恵ある人は教えられやすい人です。愚かな人は、あまのじゃくで教えにくい人です。知恵ある人は余計なことは話さず、物事をよく思い巡らします。愚かな人は、しったかぶりをしてよくしゃべります。知恵ある人はよく考えて話します。愚かな者はあからさまに人を中傷し、けなします。
確かにそのように対比してみると、自分は知恵ある者なのか愚かな者なのか、どちらか、と考えさせられるところです。そして、自分はどちらかと言えば愚かな者かもしれないと思う人も多いのではないでしょうか。
しかし、心配には及びません。これまでの流れからすれば、愚かな者、悪しき者と思わされるところがあるならば、知恵を学び続けることなのです。そうすれば、「知恵ある者、正しい者となることができます」と言います。大事なことは、素直な心をもった教えられやすい者となる、まさに知恵ある正しい心をもって自分の人生をより良いものにしていくことでしょう。
では、今日もよき一日となるように祈ります。
( PBA制作「世の光」 2023.1.7放送でのお話しより )
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