2022/9/2放送
「世の光」の時間です。いかがお過ごしでしょうか? 福井誠です。「継続は力なり」 日々聖書を手に取り心の糧とするなら不思議にも自然に養われてくるものがあります。今日も聖書を開いてまいりましょう。
今日は、歴代誌第一3章1節から「ダビデの子は次のとおり」と題してお話をいたします。
「ヘブロンで生まれたダビデの子は次のとおりである。長子はイズレエル人アヒノアムによるアムノン。」
今日は歴代誌の3章を読みます。3章はイスラエルの最も偉大な王ダビデ王の系図を描いています。ダビデ王にはたくさんの子どもがいました。著者はそれらを大きく三つのグループに分けています。
第一に、ダビデ王がまだイスラエルの王となる以前、ヘブロン時代に生まれた子どもたち。第二に、ダビデ王がエルサレムで王となったあとバテ・シュアという女性によって生まれた子どもたち。そして最後に、バテ・シュア以外の妻によって生まれた子どもたちです。
そしてこれらの子どもの中で、王位を継承したのは二番目のグループ、バテ・シュアに生まれたソロモンという子どもで、そこからバビロンに国が滅ぼされるまでどのような王様がいたのか、さらに国が滅ぼされたあと、この歴代誌が書かれた時代に至るまで、エルサレムに帰ってきたダビデの系統に属する人々にどのような人がいたのかを書きあげるのです。
大切なのは、これらの系図の名前から様々な出来事を思いうかべることでしょう。
長子アムノンは近親姦の問題を起こしました。三男アブシャロムはダビデ王にクーデターを起こし、四男アドニアはソロモンと王位を争って自滅。・・・そもそも、これほどの多くの妻を持ったダビデの問題が描かれています。
つまりこの記述は、実は不名誉な汚点だらけの系図なのです。にも関わらず神がイスラエルを祝福する関心は取り去られずにあることを伝えています。
私たちの人生にも不名誉な過去が多いものでしょう。しかし、神はそのようなことを問題にはされません。私たちがどんなであったかに関わらず、悔い改める私たちの新しい未来を築こうと寄り添うお方なのです。
では今日も良き一日となるように祈ります。
( PBA制作「世の光」 2022.9.2放送でのお話しより )
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