2022/9/17放送
「世の光」の時間です。いかがお過ごしですか? 板倉邦雄です。
今日はヨハネの福音書3章14節から15節です。口語訳聖書で読みます。
「ちょうどモーセが荒野でへびを上げたように、人の子もまた上げられなければならない。
それは人の子を信じる者が、すべて永遠のいのちを得るためである。」
ではまずモーセが荒野で蛇を上げた事件から始めましょう。イエス様からさかのぼること約1400年前、イスラエルの民たちはエジプトを脱出して荒野の旅をしていました。パンも水も不足していました。人々は我慢できなくなり、モーセに詰めよったのです。
「なぜ、あなたがたは私たちをエジプトから連れ出してこんな荒野で死なせようとするのか。
パンもなく、水もない。私たちはこんな惨めな食物に飽き飽きした。」
そこで主なる神さまは民の中に毒蛇を送られたので、蛇は人々に咬みつき、イスラエルの多くの人々は苦しみながら死んでいったのです。
人々はモーセのところに来てお願いしました。
「私たちは主なる神様とあなたを非難して罪を犯しました。どうか蛇を私たちから取り去ってくださるように主なる神様に祈ってください。」
モーセは人々のために主に祈りました。
すると、主なる神様は不思議なことをモーセに仰せられたのです。
「あなたは青銅で蛇を作り、それを旗竿の上につけてあげなさい。
すべて蛇に噛まれた者は青銅の蛇を仰ぎ見れば生きる。」
もし毒蛇が人を咬んでも、その人がどこからでも青銅の蛇を仰ぎ見るならば、生きたのです。
ちょうどモーセが荒野で蛇を上げたように、人の子イエス・キリストも旗竿でなく十字架にあげられることになります。自分の罪に苦しむ者、やがて罪によって死にゆく者が十字架のキリストすなわち青銅のキリストを仰ぎ見るのです。そこには私の罪のために苦しみ死んでいくキリストを見ることになります。そして、キリストを信じるなら生きることができるのです。イエスを信じる者が一人も滅びることなく永遠のいのちを得ることができるのです。
聖書のことばです。
「神は、実に、そのひとり子をお与えになったほどに世を愛された。
それは御子を信じる者が、一人として滅びることなく、永遠のいのちを持つためである。」
ヨハネの福音書3章16節
( PBA制作「世の光」 2022.9.17放送でのお話しより )
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