2023/1/2放送
「世の光」の時間です。いかがお過ごしでしょうか。福井誠です。2023年最初の「世の光」、今日も聖書を開いてまいりましょう。
継続は力です。日々、聖書を手に取り、心の糧とするなら、自然に養われてくるものがあるものです。今日は「瞳のように守れ」と題してメッセージをいたします。
箴言7章 1~2節
「わが子よ。私のことばを守り、私の命令をあなたのうちに蓄えよ。
私の命令を守って生きよ。私の教えを、自分の瞳のように守れ。」
今週一週間、私、福井誠が箴言からメッセージをさせていただきます。今日は7章1節からです。
箴言の著者は、この書に書かれたことばを記憶に留めよ、そして自分の瞳のように大切にせよ、と言います。聖書を単なる読み物、書物として読むのではなく、あたかも自分の体の一部として受け止め、大事にせよというわけです。
しばしば、若い人は未熟だと言われます。それは、ある程度人生のことについて分かっていたとしても、分わかったとおりの行動が取れないためです。ですから、分かっているのに多くの危険に陥り、さらに人生でのチャンスを失ってしまうこともあるものです。色々と人の話は聞いていて、あれこれ知っているけれども、知っているとおりに賢く物事を進められない未熟さがあるのです。
ですから、教えられた知恵は、頭の中だけではなく、目、口、手、足、体のすべてに連動するまでしっかり身に着けていく。つまり、熟成させていくことが大切です。
実際、この箴言はソロモン王が自分の子に、つまり、王家の教え、帝王学として語ったものですが、王様には、必ず守るべき教えが3つありました。王になったら軍事力に執着し過ぎない、多くの妻にうつつを抜かさない、そして最後が重要です。神のみ教えを巻き物に書き写し、自分の手元に置いて、一生の間これを読む、です。人の上に立ち、指導する者であればなおさら、知恵と体が結びつく成熟さを持て、と教えられています。
では、今年も一年「世の光」をぜひ続けてお聴きください。
( PBA制作「世の光」 2023.1.2放送でのお話しより )
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さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのもいいんじゃないかなあ。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。でも、新型コロナ禍で集まるのを制限したりオンラインの集まりに切り替えたりしているかもしれません。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。
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