2022/9/14放送
「世の光」の時間です。板倉邦雄です。
今日は「神の国に入る人」という題でお話しいたしましょう。ヨハネの福音書の3章4節からです。
さて、ニコデモはイエス様の「新しく生まれなければ神の国を見ることはできない」ということばにちんぷんかんぷんでした。そこで、次の質問をぶつけたのです。
「人は歳をとってから生まれることがどうしてできますか?もう一度、母の胎に入って生まれることができましょうか。」
とても無理ですよ、と言っているのです。
それに対してイエス様はこう答えられました。
「よくよくあなたに言っておく。だれでも水と霊とから生まれなければ神の国に入ることはできない。
肉から生まれるものは肉であり、霊から生まれるものは霊である。」
イエス様は、新しく生まれる第二の誕生は、「水と霊によって生まれる」と言い換えているのです。
私たちは、水と霊をくぐり抜けて新しく生まれ変わることができます。そして、神の国に属するものとなるのです。
ところで、私たちはこの世に誕生するとき母の胎から水と血の中をくぐり抜けて、この世に生まれてきました。同様に神の国に生まれるためには、イエス・キリストの水と血を通して生まれてくるのです。
ヨハネの手紙の中でヨハネはこう書きました。
「このイエス・キリストは水と血とを通って来られた方である。水によるだけではなく水と血とによって来られたのである。
その証をするのは御霊である。御霊は真理だからである。」
十字架の上のイエス様の脇腹を一人の兵士がやりで突き刺すとすぐに血と水とが流れでた、とヨハネは福音書の19章に書き残しました。これをイエス様は「水と霊から生まれる」と言っているのです。
「水と霊から生まれる」とは、イエス・キリストご自身の十字架から流された水と血は私たちが新しく生まれ変わるための聖霊様の働きだったのです。そう信じてイエス様の十字架の水と血に自分自身を委ねるならば、そのとき私たちは新しく神の国に生まれ、神の国に入るのです。
私たちはみな母親の苦しみと痛みによってこの世に生まれてきました。同様に私たちはイエス・キリストの十字架の苦しみと痛み、そして死によって神の国に生まれるのです。
( PBA制作「世の光」 2022.9.14放送でのお話しより )
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