2023/1/4放送
「世の光」の時間です。いかがお過ごしでしょうか。福井誠です。
「継続は力なり」 日々、聖書を手に取り、心の糧とするなら自然に養われてくるものがあるものです。今日も聖書を開いてまいりましょう。
今日は「神に知恵を求める」と題してメッセージをいたします。
箴言8章23節
「わたしは、大昔に、初めに、大地の始まりの前に、立てられていた」
知恵が、明晰さ、正しさ、そして富をもたらす。聖書は語ります。そんな三拍子そろった素晴らしい知恵は、ぜひいただきたいものだと誰もが思うことでしょう。
しかし、知恵はどこで探せばよいのか。この章の後半は、知恵のありかについてのお話です。
著者は言います。知恵は大昔から、創造のはじめから神とともにあった、と。この聖書箇所はキリスト教会の歴史の中で「三位一体」という神についての教理、ことに御父と御子との関係を説明するものだと議論されてきました。
しかし、そのようにこじつけた議論を展開するよりも、ここは単純に知恵のありかについて語っていると考えた方が良いと思います。つまり、知恵は神によって生み出され、神に与えられていくものだ、と。
確かに、人生に窮する中でハッとひらめく、思いがけない気づきが与えられる、そのような類の知恵があります。人間が考えあぐねてひねり出す知恵ではなく、上から賜物として与えられる知恵があるのです。
そして、そのような神からのプレゼントとして与えられる知恵は、全人類と分かち合うことのできる重要なものであったりするのです。
実際、かのソロモン王も神に知恵を願って、上から与えられています。
新約聖書のヤコブの手紙には、「あなたがたのうちに、知恵に欠けている人がいるなら、その人は、だれにでも惜しみなく、とがめることなく与えてくださる神に求めなさい。そうすれば与えられます。」と語られています。
大切なのは、自分の知恵の足りなさを嘆くのではなくて、むしろ素直に自分の現実を認めて、へりくだって神にこれを求めることです。神が、私たちの人生に光を照らしてくださいます。
では、今日もよき一日となるように祈ります。
( PBA制作「世の光」 2023.1.4放送でのお話しより )
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