2022/9/15放送
「世の光」の時間です。いかがお過ごしですか? 板倉邦雄です。
今日は「風は思いのままに吹く」という題でお話ししましょう。
イエス様は私たちが新しく生まれ変わることができるのは、風が思いのままに吹くように、神様の聖霊の自由な働きによるのだと言っています。
では、ヨハネの福音書3章7節と8節を口語訳聖書でお読みします。
「あなたがたは新しく生まれなければならないと、わたしが言ったからとて、不思議に思うには及ばない。
風は思いのままに吹く。あなたがたはその音を聞くが、それがどこからきて、どこへ行くかは知らない。
霊から生まれる者もみな、それと同じである。」
政治と宗教の指導者であったニコデモは、新しく生まれ変わる新しいいのちについてイエス様から聞きました。しかし、信じられないで不思議そうな顔をしているだけだったのです。それは、ニコデモにとっても、また私たちにとっても理解を超えている世界だったからでしょう。
そこでイエス様はこの地上に起こる風の秩序と営みについて言及しました。
風は目には見えませんが、風が通り過ぎますと音が聞こえます。葉が落ちたり、果物が落ちたり、木や建物が倒れたりします。しかし、その風がどこから来てどこへ行くか誰も知らないのです。風は自由で広範囲にわたり、その動きと働きは及んでいきます。
同様に、神の霊による新しく生まれ変わる者も風の働きと同じです。神の霊の働きと動きは私たちには隠れています。しかし、風のように今も自由に、しかも広い範囲で働いています。そして、神の霊が通った後には必ず結果が現れるのです。私たちの心と生活の中に現れてくるのです。
まず、賛美の音(ね)、声が私たちの口を通して出てくるのではないでしょうか。神様をほめたたえる賛美です。それは、汚れた思いが聖霊の風によって吹き飛ばされて、心が聖められ晴れやかになるからです。そして、何よりもイエス・キリストの霊が、そのキリストのことばとともに私たちの心に宿るからです。
私が初めてキリスト教の集会へ参加した時です。心に響いたのは「いつくしみ深き」という讃美歌でした。私はその詩を手帳に書き写し、覚えたことを今でも忘れることができません。
( PBA制作「世の光」 2022.9.15放送でのお話しより )
******
さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのもいいんじゃないかなあ。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。でも、新型コロナ禍で集まるのを制限したりオンラインの集まりに切り替えたりしているかもしれません。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。
******
このサイトは URL名として http://yonohikari.biblica.info が使えます。携帯からもこのURLでどうぞ。