2021/9/7放送送
世の光の時間です。いかがお過ごしですか? 板倉邦雄です。今日は、「パウロの弁明 その4 『使命の内容』」という題でお話ししましょう。
まず使徒の働き26章17節と18節を口語訳聖書で朗読します。
「わたしは、この国民と異邦人との中から、あなたを救い出し、あらためてあなたを彼らにつかわすが、それは、彼らの目を開き、彼らをやみから光へ、悪魔の支配から神のみもとへ帰らせ、また、彼らが罪のゆるしを得、わたしを信じる信仰によって、聖別された人々に加わるためである』。」
これからパウロの果たすべき使命の内容が語られています。
まず第一の内容は、人々の目を開いて闇から光の世界へ移すことでした。光がなければ物を見ることはできません。心の目がふさがっていたり閉じていたら光が入らないので、暗闇を手探りで不安の中を生活することになります。主イエスは、この世の光としてこの世に来られました。光に従う人は決して暗闇の中を歩くことはないのです。
第二の使命の内容は、人々を悪魔の支配から神のみもとに帰らせることでした。私たちは生まれて死んでいく者ですが、実は病気で死ぬ者となったのではありません。聖書によれば、「罪の支払う報酬は死である。」(ローマ 6:23 口語訳聖書 )と書かれているからです。私たちは皆、罪を犯したので死ぬ者となったのです。ですから私たちは生まれて死ぬまで、死の恐怖という奴隷のもとにあります。死の力を持つ者すなわち悪魔をご自分の十字架の死によって滅ぼし、死の恐怖のために一生涯奴隷となっている私たちを主イエスは解放してくださり、私たちを神のいのちに移してくださったのです。
そして第三の使命の内容は、人々が主イエスを信じる信仰によって罪の赦しを得て、聖別された聖徒の群であるキリストの教会に加わっていく働きがパウロの使命となりました。パウロにとっては、主イエス・キリストを伝えて、信じた人々が集合するキリストの教会造りをすることが使命となっていきました。
聖書のことばです。
「わたしはこの岩の上に、わたしの教会を建てます。よみの門もそれに打ち勝つことはできません。」マタイの福音書16章18節
(PBA制作「世の光」2021.9.7放送でのお話より )
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