2021/9/9放送送
世の光の時間です。いかがお過ごしですか? 板倉邦雄です。今日は「クリスチャンになる」という題でお話ししましょう。
パウロは今、手と足を鎖につながれて、ローマ総督フェストゥス、ユダヤの王様ヘロデ・アグリッパ夫妻、そして千人隊長やカイザリアの市の市議たちの前で弁明をしてまいりました。しかし、弁明というよりは列席のすべての人たちが自分のようになってもらいたいという証の伝道ではなかったでしょうか。使徒の働き26章の最後です。
さて、パウロの弁明を聞いたローマのフェストゥス総督は大声を張り上げて言います。「パウロよ、おまえは気が狂っている。博学がおまえを狂わせているのだ!」
パウロは答えました。「フェストゥス閣下、私は気が狂ってはいません。私は、まじめな真実なことばを語っているのです。ところで、アグリッパ王よ、あなたは預言者を信じますか? 預言者の語った約束を信じておられると思います。」
アグリッパ王はパウロに言いました。「おまえは少し説教しただけで私をクリスチャンにしようとしているのか。」
「いいえ、説くことが少しであろうと多くであろうと私が神に祈るのは、ただアグリッパ王よ、あなただけではなく、今日、私のことばを聞いた人々もみな私のようにクリスチャンになって下さることです。」
パウロの今までの弁明は、列席者のすべての人々がパウロのようなクリスチャンになってもらいたいための弁明だったのですねえ。
クリスチャンとは口を開けばキリスト、キリスト、と語るために、当時の人々があだ名で呼んだのがクリスチャン、キリストにひっつく者の意味となりました。ですからクリスチャンになるとはイエス・キリストに結びつく人となることでした。イエス・キリストを信頼して生活するようになる人です。そのためにパウロのように神に対する悔い改めをして神に立ち返ることが求められました。神への悔い改めと、そして救い主であるイエス・キリストへの信仰です。この二つがクリスチャンになる条件だとパウロは説教しました。
ペテロの説教を思いだしてください。使徒の働き2章(38節)にはこうあります。
「悔い改めなさい。そして、あなたがたひとりびとりが罪のゆるしを得るために、イエス・キリストの名によって、バプテスマを受けなさい。そうすれば、あなたがたは聖霊の賜物を受けるであろう。」(口語訳聖書)
(PBA制作「世の光」2021.9.9放送でのお話より )
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